特許
J-GLOBAL ID:200903045786411547

静電式インクジェットヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 上柳 雅誉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-003973
公開番号(公開出願番号):特開2002-205392
出願日: 2001年01月11日
公開日(公表日): 2002年07月23日
要約:
【要約】【課題】 振動板の残留振動に起因するインク吐出特性の不安定化、劣化を防止可能な静電式インクジェットヘッドを提案すること。【解決手段】 静電式インクジェットヘッド1における使用インクのコンプライアンスC1と振動板51(1)ないし51(5)のコンプライアンスC2の比C2/C1を5.4から10までの範囲内の値、好ましくは、7.8から10までの範囲内の値とする。コンプライアンスC1は、C1=φ・Vで規定できる。ここで、φはインクの圧縮率、Vはインク圧力室の体積である。コンプライアンスC2は、C2=60・E・h3/(i5・d)で規定できる。ここで、Eは振動板材料のヤング率、hは振動板の厚み、iは振動板の幅、dは振動板の長さである。コンプライアンス比をこのように設定すると、振動板の残留振動振幅を大幅に小さくできるので、残留振動に起因するインク吐出特性の不安定化、劣化を防止できる。
請求項(抜粋):
インクノズルと、このインクノズルに連通しているインク圧力室と、このインク圧力室の一部を規定している面外方向に弾性変位可能な振動板とを有し、この振動板を静電気力によって弾性変位させることにより、前記インク圧力室内のインクを前記インクノズルからインク液滴として吐出させる静電式インクジェットヘッドにおいて、式(1)で規定される使用インクのコンプライアンスC1と前記振動板のコンプライアンスC2の比C2/C1が、5.4から10までの範囲内の値であることを特徴とする静電式インクジェットヘッド。C1=φ・V (1)但し、φ:インクの圧縮率V:インク圧力室の体積
IPC (2件):
B41J 2/045 ,  B41J 2/055
Fターム (8件):
2C057AF08 ,  2C057AG54 ,  2C057AP02 ,  2C057AP34 ,  2C057AQ01 ,  2C057AQ02 ,  2C057BA03 ,  2C057BA15

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