特許
J-GLOBAL ID:200903045795005659

分岐命令の結果予測装置及び方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 坂口 博 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-109719
公開番号(公開出願番号):特開平10-040104
出願日: 1997年04月25日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 1又は複数の分岐命令に関連するコンテキスト指向予測子を記録するヒストリ・テーブルを用いて分岐結果を予測する装置及び方法を提供する。【解決手段】 コンテキスト指向予測子は、ヒストリ・テーブルの各エントリ内の分岐予測子ベクトルを統合することにより導出される。このベクトルは、nの各値について2個の予測子のセットからなる(nは任意に設定され、好適には実施態様により固定される)。プロセッサのプリフェッチ動作によりヒストリ・テーブルがアクセスされると、先祖分岐と称される所与の分岐についての予測子のベクトルがヒストリ・テーブルから取り出され記憶される。n回の取り出しの後、最後のn個の分岐の動作ヒストリを用いて、次に現れる分岐のn番目の先祖に関連する予測子ベクトルからの予測子へアクセスする。この予測子は、その先祖分岐のn番目の子孫分岐を予測するために用いられる。
請求項(抜粋):
メモリに記憶された命令のシーケンスが少なくとも1つのプロセッサ・ユニットにより実行されかつ前記メモリに記憶された命令のシーケンスが1又は複数の分岐命令を含むデータ処理システムにおいて分岐命令の結果を予測する装置であって、各エントリがそれぞれ分岐命令に関連しかつその関連する分岐命令から終端の分岐命令までを導く実行パスに対応する予測子のセットを含み、かつ各予測子が前記対応する実行パスの終わりにおける前記終端の分岐命令の結果を予測するためのデータを記憶している、複数のエントリを記憶するテーブルと、前記テーブルへ与えられるアクセス信号に関連するエントリを前記テーブルから読み出す手段と、前記テーブルから読み出された前記エントリに関連する前記分岐命令から次に現れる分岐命令までを導く実行パスを決定する手段と、前記実行パスに対応するテーブルから読み出された前記エントリに含まれる前記予測子のセットの中から予測子を選択する手段と、前記選択された予測子に記憶されたデータに従って前記次に現れる分岐命令の結果の予測を発生する手段とを有する分岐命令の結果予測装置。

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