特許
J-GLOBAL ID:200903045813577576

減速機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-231833
公開番号(公開出願番号):特開平7-083291
出願日: 1993年09月17日
公開日(公表日): 1995年03月28日
要約:
【要約】【目的】減速機における摩擦損失を小さくして動力の伝達効率を向上させる。【構成】ケーシング1にて入力軸2と出力軸3との間に入力軸2に連結した傾軸9を設ける。傾軸9上に円盤11を設けその円盤11を連結ピン21により出力軸3に連結する。円盤11の両側面11a,11bに各放射溝14を等角度間隔で形成し、ケーシング1と円盤11との間に、各放射溝14の配列に対応したボール列18,19を配列する。又、各放射溝14の配列数と各ボール列18,19の配列数との間に差を持たせる。従って、入力軸2からの回転入力は傾軸9、円盤11と順次伝達され、連結ピン21を介して出力軸3に伝達され。ここで、各放射溝14と各ボール列18,19との噛み合いにより円盤11の回転が減速され、出力軸3からの回転出力が減速される。又、各放射溝14と各ボール列18,19とが点接触することから、摩擦による損失トルクが低減される。
請求項(抜粋):
ケーシングにおいて同一軸心上に配列された入力軸と出力軸とを備え、前記入力軸から入力される回転力を前記出力軸から減速して出力するようにした減速機であって、前記ケーシングの内部において前記入力軸と前記出力軸との間に配置されると共に前記入力軸の一端に連結され、前記入力軸の軸心に対して傾いた状態で配置された傾軸と、前記傾軸上にて相対回転可能に設けられ、前記傾軸と直交する方向における両側面の少なくとも一方に、半径方向へ延びる複数の放射溝を等角度間隔に形成してなる円盤と、前記ケーシングの内壁と前記円盤の側面との間に介在され、前記円盤の各放射溝の配列に対応して周方向に配列されると共に、前記各放射溝と凹凸の関係で噛み合い可能に設けられた複数のボールと、前記出力軸と前記円盤とを連結するための連結手段とを備え、前記各放射溝の配列数と前記各ボールの配列数との間に差を持たせたことを特徴とする減速機。

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