特許
J-GLOBAL ID:200903045823586875

演算処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-182141
公開番号(公開出願番号):特開平10-027102
出願日: 1996年07月11日
公開日(公表日): 1998年01月27日
要約:
【要約】【課題】VLIW型の演算処理装置の特徴と、パイプライン型の演算処理装置の特徴とを兼ね備えた演算処理装置を構成する場合、並列に演算処理を実行している複数の演算器の相互間で演算結果の参照を行うために、演算器相互間でのレジスタファイルの転送処理が頻繁に発生し、高速化の効果を十分に得られないことがある。これを解決する。【解決手段】プレディケイトレジスタ105,205を設け、オペランド指定により、プレディケイトレジスタの更新データを全演算器1,2に対して報知するための手段を設ける。これにより、条件分岐演算と数値演算とをそれぞれ異なる演算器で演算することがオーバヘッド無しで可能になるため処理プログラムのステップ数を小さくできる。また、ビット幅が大きいデータレジスタの高速な演算器間転送が不要になり、実装面積を小さくできるため高速な演算処理装置を実現できる。
請求項(抜粋):
1命令語中に複数の演算命令フィールドを持ち、複数の演算の処理を並列に実行する演算処理装置において、前記複数の演算命令フィールドを、それぞれが少なくとも1つの演算命令フィールドを含む複数の演算命令フィールドグループに分け、これら複数の演算命令フィールドグループにそれぞれ対応して設けられ、それぞれが対応する演算命令フィールドグループでのみ評価される複数のレジスタと、前記複数のレジスタに格納されている値の評価に基づいて演算を実行するかどうかを選択する演算回路と、前記複数のレジスタに演算結果に基づいて値を格納する手段とを具備し、前記複数のレジスタに値を格納する手段は、それぞれが対応する演算命令フィールドグループでの演算結果を評価した値と、それぞれが対応する演算命令フィールドグループ以外での演算結果を評価した値とを、選択的に格納する手段であることを特徴とする演算処理装置。

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