特許
J-GLOBAL ID:200903045835817414

液封マウント装置用オリフィス盤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-049754
公開番号(公開出願番号):特開平5-248485
出願日: 1992年03月06日
公開日(公表日): 1993年09月24日
要約:
【要約】【目的】 収容室の主振動入力方向間隔を確実に所定値にして確実に所定の減衰性能を発揮させる。【構成】 互いに重合した一対の板状体12,13の接合面間の外周部位置にオリフィス17を形成し、かつ、貫通孔12fを構成する内周フランジ部12c,13cを設ける。一対の熱可塑性合成樹脂製の円盤14,15を貫通孔12fの上下両側位置で相対向させて両内周フランジ部12c,13cに固定し、両円盤間に可動板16を収容する収容室18を形成する。固定前の状態で、各円盤の周縁部14b,15bの相対向面に突起を形成しておく。そして、各円盤の環状凸部14c,15cを超音波溶着により重合させる際に、突起が溶融して両内周フランジ部の上下面に密着した状態にする。好ましくは、各円盤に複数の連通孔14d,15dと、連通孔間に補強リブ14e,15eとを形成し、一方の円盤の各連通孔の上下方向に他方の円盤の各補強リブを配置する。
請求項(抜粋):
主振動入力方向両側に開口する環状のオリフィスと、上記主振動入力方向両側に連通しかつ可動板を上記主振動入力方向に移動可能に収容する収容室とが形成された液封マウント用オリフィス盤において、互いに重合された一対の板状体であって、互いの接合面間の外周部位置に上記オリフィスが形成され、かつ、このオリフィスより内周側位置に上記主振動入力方向に貫通する貫通孔を有する一対の板状体と、上記貫通孔の上記主振動入力方向の両側位置で相対向して配置されて上記一対の板状体に固定された一対の熱可塑性合成樹脂製の円盤とからなり、この各円盤は、上記貫通孔の内径より大きい外径を有する基板と、この基板の上記貫通孔より外周側の部位であって上記貫通孔の孔縁部を上記主振動入力方向両側から挟む周縁部と、上記一対の板状体への固定前の状態でこの周縁部から相対向する方向に突出する突起と、上記基板の貫通孔より内周側の位置から相対向する方向に突出して両円盤を互いに重合する接合部とを備えており、この両接合部が超音波溶着により互いに重合されて上記両基板の間に上記収容室が形成され、かつ、上記両周縁部の突起が上記超音波溶着により溶融して上記孔縁部の主振動入力方向両面に密着した状態で、上記両円盤が上記両板状体に固定されていることを特徴とする液封マウント装置用オリフィス盤。

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