疲労亀裂伝播抵抗性に優れた鋼材の製造方法

発明者： , ,
出願人/特許権者：
代理人 (2件)：落合憲一郎 , 森和弘
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願2006-181297
公開番号（公開出願番号）：特開2008-007834
出願日： 2006年06月30日
公開日（公表日）： 2008年01月17日
要約：

【課題】亀裂伝播異方性が小さく、船舶、海洋構造物、橋梁、建築物、タンクなど構造安全性が強く求められる溶接構造物に好適な疲労亀裂伝播抵抗性に優れた鋼材の製造方法を提供する。【解決手段】質量%で、C:0.04〜0.20%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.5〜1.8%、P:0.05%以下、S:0.02%以下、必要に応じて、Cu、Ni、Cr、Mo、Nb、V、Ti、Bの一種または二種以上、残部が実質的にFeから上記成分の鋼を、1000°C以上、1300°C以下に加熱し、Ar3点以上で累積圧下率50%以上の圧延を行いAr3点以上で圧延を終了した後、Ar3からAr3-60°Cの温度域より650°C以下450°C以上まで、10°C/s以上で加速冷却し、ミクロ組織を特定された形態の、フェライトとパーライトの二相組織主体とし、当該ミクロ組織は65〜85%のフェライトを有する。【選択図】図4

請求項（抜粋）：

質量%で、C:0.04〜0.20%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.5〜1.8%、P:0.05%以下、S:0.02%以下、残部が実質的にFeからなる鋼を、1000°C以上、1300°C以下に加熱し、Ar3点以上で累積圧下率50%以上の圧延を行いAr3点以上で圧延を終了した後、Ar3からAr3-60°Cの温度域より650°C以下450°C以上まで、10°C/s以上で加速冷却し、ミクロ組織が(1)〜(3)の特徴を有するフェライトとパーライトの二相組織で、面積率65〜85%のフェライトを有することを特徴とする疲労亀裂伝播抵抗性に優れた鋼材の製造方法。 (1)L面およびT面のパーライト平均間隔:15〜30μm (2)L面およびT面のフェライト平均粒径: 10〜20μm (3)パーライト塊形状: L(L)≦3Z(L)、T(T)≦3Z(T) ここで、L(L):L面でのL方向平均長さ、Z(L):L面でのZ方向平均長さ、T(T):T面でのT方向平均長さ、Z(T):T面でのZ方向平均長さ

IPC (4件)：

C21D 8/02 , C22C 38/04 , C22C 38/58 , C22C 38/00

FI (4件)：

C21D8/02 B , C22C38/04 , C22C38/58 , C22C38/00 301A

Fターム (21件)：

4K032AA02 , 4K032AA04 , 4K032AA05 , 4K032AA11 , 4K032AA14 , 4K032AA16 , 4K032AA19 , 4K032AA22 , 4K032AA23 , 4K032AA27 , 4K032AA29 , 4K032AA31 , 4K032AA35 , 4K032AA36 , 4K032BA01 , 4K032CA02 , 4K032CA03 , 4K032CC03 , 4K032CC04 , 4K032CD03 , 4K032CD06

引用特許：

出願人引用 (4件)

特許第2785643号公報
特許第2962134号公報
特許第3489243号公報

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審査官引用 (5件)

板厚方向の強度差が小さい疲労亀裂伝播特性に優れた鋼材の製造方法
公報種別：公開公報出願番号：特願2005-098479 出願人：JFEスチール株式会社
延性と耐疲労亀裂伝播特性に優れた鋼材の製造方法
公報種別：公開公報出願番号：特願2005-098478 出願人：JFEスチール株式会社
特開平2-217418

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