特許
J-GLOBAL ID:200903045849697330

トラツキング誤差信号検出装置における増幅手段のゲイン決定方法及びトラツキング誤差信号検出装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 進
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-300610
公開番号(公開出願番号):特開平5-144027
出願日: 1991年11月15日
公開日(公表日): 1993年06月11日
要約:
【要約】【目的】D-PP法によるトラッキング誤差信号検出において、直流オフセットが有効に除去できると共に、TE信号の振幅も十分に得られて安定したサーボ制御が行えるようなTE振幅に対応するゲインの決定をすると共に、光学ヘッドが生産的でかつ必要十分な性能が保たれ、さらに位相差のずれ量や光軸ずれ量ができる限りラフに設定できること。【構成】差動増幅器27の差動出力の対称性、及び振幅が所定の許容範囲に納まる範囲以内で、ゲイン調整用増幅器27のゲインを順次変化させると、該ゲインの変化に応じてTE振幅比が順次変化し、得られるメインビーム15の光軸ずれ量の限界値δrを順次検出し、検出した光軸ずれ量の限界値δrのうち、調整可能な製品製造許容誤差の限界値を選択し、選択された限界値に対応するTE振幅比(例えば1.0,0.8,0.6,0.4...0.0)のうち、最も零に近い値のTE振幅比(例えば0.4)に対応するゲインをゲイン調整用増幅器26のゲインとして決定する。
請求項(抜粋):
メインビームと、該メインビームによって記録媒体面上に形成されるメインビームスポットからトラックを横切る方向にあって、トラックピッチのN/2倍(正奇数)倍だけ離れた前記記録媒体面上の位置に、サブビームスポットを形成させるサブビームとを発生させる光ビーム発生手段と、前記メイン及びサブビームによる前記記録媒体面からの反射光をそれぞれ検出する第1の二分割検出手段と第2の二分割検出手段と、前記第1の二分割検出手段の各分割部分で検出された各出力の差動出力を取る第1の差動出力発生手段と、前記第2の二分割検出手段の各分割部分で検出された各出力の差動出力を取る第2の差動出力発生手段と、前記第2の差動出力発生手段の差動出力を増幅する増幅手段と、前記第1の差動出力発生手段の差動出力、及び前記増幅手段の出力の差動出力を取る第3の差動出力発生手段とを備えて、差動プッシュプル法によりトラッキング誤差信号を形成するトラッキング誤差信号検出装置に対して、前記第1の差動出力発生手段の出力及び前記増幅手段の出力の比をTE振幅比とし、前記第3の差動出力発生手段の差動出力の対称性、及び振幅が所定の許容範囲に納まる範囲以内で、前記増幅手段のゲインを変化させることにより、前記TE振幅比を変化させながら、前記メインビームまたはサブビームの光軸ずれ量の少なくとも一方の限界値を順次検出し、検出された前記光軸ずれ量の限界値のうち製造時に調整可能な限界値を選択し、選択された該限界値に対応する前記TE振幅比のうち、最も零に近い値の該TE振幅比に対応するゲインを前記増幅手段のゲインとして決定するトラッキング誤差信号検出装置における増幅手段のゲイン決定方法。

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