特許
J-GLOBAL ID:200903045897854812

沈降シリカ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 倉内 基弘 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-510154
公開番号(公開出願番号):特表平8-502716
出願日: 1994年09月29日
公開日(公表日): 1996年03月26日
要約:
【要約】粉体、実質的に球状のビーズ又は顆粒の形にあるシリカは、140〜240m2/gの範囲のCTAB比表面積、高い超音波脱凝集ファクター、超音波脱凝集後の小さい中央値直径、並びに175〜275Åの範囲の直径を持つ細孔が形成する細孔容積が400Å以下の直径を持つ細孔が形成する細孔容槓の50%未満を占めるような細孔分布を示す。これらのシリカは、エラストマー用の補強用充填材として用いることができる。また、本発明は、アルカリ金属M珪酸塩と酸性化剤とを反応させて沈降シリカの懸濁液を得、次いでこの懸濁液を分離し且つ乾燥させることを含む、前記のタイプの沈降シリカの製造方法であって、(i)反応において用いられるアルカリ金属M珪酸塩の全量の内の一部を含む初期沈降物を形成させ、該沈降物中のSiO2として表わされる珪酸塩の濃度は20g/l未満であり、(ii)この初期沈降物に酸性化剤を、該初期沈降物中に存在するM2Oの量の少なくとも5%が中和されるまで添加し、(iii)この反応媒体に酸性化剤と残量のアルカリ金属M珪酸塩とを、添加された珪酸塩の量(SiO2として表わした量)/初期沈降物中に存在する珪酸塩の量(SiO2として表わした量)の比が4より大きく且つせいぜい100となるように、同時に添加することによって、沈降を実施することを特徴とする、前記方法にも関する。
請求項(抜粋):
アルカリ金属M珪酸塩と酸性化剤とを反応させて沈降シリカの懸濁液を得、次いでこの懸濁液を分離し且つ乾燥させることを含む沈降シリカの製造方法であって、(i)反応において用いられるアルカリ金属M珪酸塩の全量の内の一部を含む初期沈降物を形成させ、該沈降物中のSiO2として表わされる珪酸塩の濃度は20g/l未満であり、(ii)この初期沈降物に酸性化剤を、該初期沈降物中に存在するM2Oの量の少なくとも5%が中和されるまで添加し、(iii)この反応媒体に酸性化剤と残量のアルカリ金属M珪酸塩とを、添加された珪酸塩の量(SiO2として表わした量)/初期沈降物中に存在する珪酸塩の量(SiO2として表わした量)の比(補強比)が4より大きく且つせいぜい100となるように、同時に添加することによって沈降を実施することを特徴とする、前記方法。
IPC (2件):
C01B 33/193 ,  C08K 3/36 KAH

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