特許
J-GLOBAL ID:200903045958447220

空気深冷分離方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 正年 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-139818
公開番号(公開出願番号):特開2000-356463
出願日: 2000年05月12日
公開日(公表日): 2000年12月26日
要約:
【要約】【課題】 低圧損充填物の利用で精留塔の構造高さが高くなっても、高圧塔と低圧塔間、又は高圧塔と粗アルゴン塔塔頂凝縮器蒸発室間で移送留分に充分な圧力差を維持しつつ、全負荷状態及び不足負荷状態で安定な操業を達成でき、その際に特に緩和ガスとして無用なガス資源の消費を回避することのできる深冷空気分離方法及び装置を提供する。【解決手段】 原料空気(1)を精留塔(3)に導入し、塔内の液溜から濃度ρの移送留分(6,7)を液体で取り出して膨張(14,14a,18)の後に別工程(5,23)に送る。液溜(24,16)内の液面は第1レベルh1にあって第1圧力p1を受けており、膨張後の留分は第2レベルh2(h2>h1)にて第2圧力p2(p2<p1)で別工程(5,23)に供給する。両圧力の差Δp=p1-p2は第1レベルと第2レベルの間の留分の液柱静圧(p<SB>hydr</SB>=p・g・[h2-h1])より小さい。Δpが留分を別工程(5,23)に供給するに充分な大きさとなる範囲内で且つ膨張時に発生する気泡が留分の濃度を低減するように膨張を実行する。
請求項(抜粋):
原料空気(1)を第1の精留塔(3)に導入し、第1の精留塔(3)内の液溜(24,16)から濃度ρの移送留分(6,7)を液体状態で取り出して膨張操作(14,14a,18)の後に別工程(5,23)に送り、その際に、前記液溜(24,16)内の液面が第1レベルh1にあって且つ第1圧力p1を受けており、膨張された前記留分を一層高い第2レベルh2(h2>h1)にて一層低い第2圧力(p2<p1)で前記別工程(5,23)に供給し、前記両圧力の差Δp=p1-p2が第1レベルと第2レベルとの間の前記留分の液柱によって生成される静液圧(p<SB>hydr</SB>=p・g・[h2-h1])より小さく、Δp=p1-p2<p・g・[h2-h1] (g:重力加速度)である空気深冷分離方法において、前記圧力差Δpが前記留分を前記別工程(5,23)に供給するに充分な大きさとなる範囲内で且つ前記膨張時に発生する気泡が前記留分の濃度を低減するように前記膨張(14,14a,18)を実行することを特徴とする空気深冷分離方法。
IPC (2件):
F25J 3/04 101 ,  F25J 3/04 104
FI (2件):
F25J 3/04 101 ,  F25J 3/04 104

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