特許
J-GLOBAL ID:200903046021984006

受信及び送信用ループアンテナ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 東島 隆治 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-501050
公開番号(公開出願番号):特表平10-507308
出願日: 1996年06月03日
公開日(公表日): 1998年07月14日
要約:
【要約】送受信ループ・アンテナが、近フィールドと遠隔フィールドを発生する電気的回路要素に接続された第1ループ要素と、この第1ループ要素を取り巻くシャント・ループ要素とを含み、これによって電圧が第1ループ要素によって発生されたフィールドによりシャント・ループ要素に誘起される。シャント・ループ要素が連続する導体ループから形成されシャント・ループ要素に誘起された電圧による電流を最小にする。シャント・ループ要素中の電流がフィールドを発生し、このフィールドが遠隔フィールド中の第1ループ要素によって発生されたフィールドをほぼ相殺する。従って、第1ループ要素とシャント・ループ要素がループ要素近傍のエリア中に監視ゾーンを確立する。8の字状ループ要素のような第2ループ要素が、第1ループ要素と第2ループ要素近傍に配置され、監視ゾーンに進入するタグ回路によって放射された電磁エネルギを受信する。監視ゾーン内部のタグ回路が、第1ループ要素とシャント・ループ要素の放射電磁界によって付勢される。
請求項(抜粋):
請求項1. 電気的回路要素と; 第1アンテナ構造と; を含む遠隔フィールド相殺アンテナで、 その第1アンテナ構造が: 回路要素に電気的に結合されフィールドを発生する第1ループ要素と; 第1ループ要素によって発生されたフィールドからシャント・ループ要素に電圧が誘起されるよう第1ループ要素を取り巻くシャント・ループ要素と; を備え、 そのシャント・ループ要素が連続する導電性ループを備え、これに誘起された電圧による電流を最大にし、そこではシャント・ループ要素中の電流によって生ずるフィールドが第1ループ要素によって発生されたフィールドを遠隔フィールドでほぼ相殺するものである遠隔フィールド相殺アンテナ。 請求項2. そのアンテナが主として磁界を発生するようなアンテナの動作波長よりも実質上短いサイズを有する 請求項1に記載のアンテナ。 請求項3. そのシャント・ループ要素および第1ループ要素が互いに部分的に磁気的に結合している請求項1に記載のアンテナ。 請求項4. 回路要素が送信機を具備している請求項1に記載のアンテナ。 請求項5. 回路要素が受信機を具備している請求項1に記載のアンテナ。 請求項6. 第2ループ要素と第1ループ要素間の結合が最小になるよう、第2ループ要素がさらにシャント・ループ要素の近傍に配置されている 請求項1に記載のアンテナ。 請求項7. 第2ループ要素がほぼ平坦な8の字アンテナ・ループで形成され、この8の字アンテナ・ループが上方および下方のループを有する 請求項6に記載のアンテナ。 請求項8. 上方および下方のループが直列に接続されている請求項7に記載のアンテナ。 請求項9. 上方および下方のループが並列に接続されている請求項7に記載のアンテナ。 請求項10. 電気回路網をさらに備え、 その第1ループ要素および第2ループ要素がこの電気回路網を介して接続され、この電気回路網は第1ループ要素と第2ループ要素間に位相差を導入せしめ、それによって回転フィールドをアンテナ近傍に生ぜしめる 請求項6に記載のアンテナ。 請求項11. 第2ループ要素が受信機回路に電気的に接続され、第1ループ要素に接続された電気回路が送信機回路を具備し同時送受信を提供する、 請求項7に記載のアンテナ。 請求項12. 上方ループおよび下方ループが互いに変位している請求項7に記載のアンテナ。 請求項13. 上方ループおよび下方ループが等面積を有する請求項7に記載のアンテナ。 請求項14. 上方ループおよび下方ループが対称である請求項7に記載のアンテナ。 請求項15. シャント・ループ要素がクロスバーを含み、このクロスバーがシャント・ループ要素を2本のループに分割し、これら2本のループがクロスバーで接続されている請求項1に記載のアンテナ。 請求項16. 第1ループ要素がシャント・ループ要素内に中心に付けられている請求項15に記載のアンテナ。 請求項17. 電気的回路要素; 回路要素に電気的に接続されフィールドを発生する第1ループ要素; 電圧が第1ループ要素によって発生されたフィールドからシャント・ループ要素に誘起されるように第1ループ要素を取り囲んで設けたシャント・ループ要素でそのシャント・ループ要素が連続する導電性ループを具えこれに誘起された電圧による電流を最大にし、その中でそのシャント・ループに流れる電流が、遠隔フィールド中で第1ループ要素によって発生されたフィールドをほぼ相殺するフィールドを発生するもの;及び 第2ループ要素であっての第2ループ要素は第1ループ要素との間の結合が最小になるようにシャント・ループ要素近傍に配置されたものてあるもの; を具備した遠隔フィールド相殺アンテナ。 請求項18. 第1ループ要素に接続された電気回路が送信回路を具備し、第2ループ要素がほぼ平坦な8の字アンテナ・ループを具備し、この8の字アンテナ・ループが上方および下方ループを有し、第2ループ要素が受信機回路に電気的に接続され、これによって同時送受信を提供する請求項17に記載のアンテナ。 請求項19. 電子式物品監視システムにおいて、遠隔フィールド相殺アンテナが; 第1ループ要素; 第1ループ要素に電気的に接続され電流を発生して第1方向に第1ループ要素に流し、この電流で電磁界を発生させるよう電気的に接続された送信機回路; 電流が、第1ループ要素によって発生されたフィールドからシャント・ループ要素中に誘起されるよう、また、シャント・ループ要素中の電流が第1方向とは逆の第2方向に流れるよう、第1ループ要素に近接配置されており、シャント・ループ要素中の電流がフィールドを発生して、このフィールドが監視ゾーンを近フィールド中に発生するよう第1ループ要素によって発生された電界を遠隔フィールド中でほぼ相殺するシャント・ループ要素; シャント・ループ要素近傍に配備されたほぼ平坦な8の字状ループ要素であって、この8の字状ループ要素および第1ループ要素とシャント・ループ要素との間の結合が最小となるような8の字状ループ要素;及び 8の字状ループ要素に電気的に接続され、所定周波数で監視ゾーン中の磁気共振を検出し、監視ゾーン中の保護物品の存在を示す警告信号を発生する受信機回路; を具備する電子部物品監視システム。
IPC (3件):
H01R 19/00 ,  H01Q 7/00 ,  H01Q 11/12
FI (3件):
H01R 19/00 ,  H01Q 7/00 ,  H01Q 11/12

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