特許
J-GLOBAL ID:200903046050205458
シンクロトロン加速器の制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
紋田 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-255383
公開番号(公開出願番号):特開平5-198399
出願日: 1992年09月01日
公開日(公表日): 1993年08月06日
要約:
【要約】【構成】アログディジタル変換器17は、ディジタル位相差信号ΔΦに変換し、位相差判定部18はディジタル位相差信号が予め設定された許容値以内のとき、収束したことを示す指標とそのときの補正係数値を補正係数メモリ22に保存し、ディジタル位相差信号が予め設定された許容値以外のとき補正回数更新部19の補正回数値を1単位増加する。補正演算部21は未収束のとき予め設定された補正係数の増加分と補正回数値とに基づいて補正値を演算し、再度フェライトバイアス電源装置を制御する。収束判定部23は補正係数メモリ22に保存された指標の全てが収束したとき補正係数メモリ22の補正係数値を基準信号発生器7に転送して収束したフェライトバイアス電流基準信号のパターンを生成する。【効果】動特性による補正値が加わるから加速器の電力が有効に注入される。
請求項(抜粋):
イオン粒子を所定の加速周波数にまで上昇させるために予め設定された励振加速周波数基準信号とこれに対応して高周波加速空胴の共振周波数を合わせるために予め設定されたフェライトバイアス電流基準信号のそれぞれのパターン基準信号を出力する基準信号発生器と、前記励振加速周波数基準信号に基づく励振電圧信号を入力して加速器の高周波加速空胴のギャップに加速電圧信号を印加する増幅器と、前記加速電圧信号と前記励振電圧信号とを入力して位相差信号を出力する位相差検出器と、前記高周波加速空胴の共振周波数を変化させ前記位相差信号を同位相とするために前記位相差信号と前記フェライトバイアス電流基準信号とに基づいてフェライトコア巻線にフェライトバイアス電流を供給するフェライトバイアス電源装置とからなるシンクロトロン加速器の制御装置において、所定のサンプリング周期で入力した前記位相差信号をディジタル位相差信号に変換するアナログディジタル変換器と、前記ディジタル位相差信号が予め設定された許容値以内のとき、そのサンプリングされた前記ディジタル位相差信号が収束したことを示す指標とそのときの補正係数値を補正係数メモリに保存し、前記ディジタル位相差信号が予め設定された許容値を越えるとき補正回数更新部の補正回数値を1つ増加させる位相差判定部と、前記サンプリングされた前記ディジタル位相差信号が未収束のとき予め設定された補正係数の増加分と前記補正回数値とに基づいて補正係数値を演算する補正演算部と、前記ディジタル位相差信号に前記補正係数値を乗算して乗算された値をフェライトバイアス電流の補正信号として出力する乗算部と、前記フェライトバイアス電流基準信号に前記補正信号を加算し、この加算信号に基づいて再度前記フェライトバイアス電源装置を制御する手段と、前記補正係数メモリに保存された前記指標から前記パターン基準信号の周期毎に前記全てのディジタル位相差信号が収束したか否かを判定し、この判定で収束したとき前記補正係数メモリの補正係数値を前記基準信号発生器に転送して収束したフェライトバイアス電流基準信号のパターンを生成する収束判定部とからなるフェライトバイアス電流の学習制御装置を備えたことを特徴とするシンクロトロン加速器の制御装置。
IPC (2件):
前のページに戻る