特許
J-GLOBAL ID:200903046085065926

舵角センサーの零点位置確定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-024095
公開番号(公開出願番号):特開平6-234370
出願日: 1993年02月12日
公開日(公表日): 1994年08月23日
要約:
【要約】【目的】 相対舵角のみを検出することができる舵角センサーを用いて舵角を得る場合において、零点位置を迅速かつ正確に決定することができる方法を提供する。【構成】 相対舵角のみを検出するエンコーダ式舵角センサー17においては、自動車1が直進状態にあると判定されたときの相対舵角が零点位置とされる。そして、零点位置を確定する場合は、車速が10Km/h以上で、少なくとも1つの車輪グループについて、両車輪間回転数差が舵角10°に対応する回転数差以内である時間が2秒以上継続されるといった比較的緩い基準で直進状態が判定され、運転開始後迅速に零点位置が確定されるようになっている。他方、零点位置を補正する場合は、零点位置確定の場合よりも厳しい基準で直進状態が判定され、補正の精度が高められて正確な零点位置が得られるようになっている。
請求項(抜粋):
リセット時の舵角に対する相対舵角を検出することができる舵角センサを用いて、リセット時の舵角に対する時々刻々の相対舵角を求める一方、各車輪に対して設けられた車輪回転数センサを用いて、左側車輪のいずれか1つと右側車輪のいずれか1つとで構成される複数の車輪グループのうちの、所定の車輪グループにおける両車輪間回転数差を求め、該両車輪間回転数差が所定値以下であるか否かによって車両が直進状態にあるか否かを判定し、車両が直進状態にあると判定したときにはこの時点における相対舵角を舵角センサーの零点位置とし、該零点位置と時々刻々の相対舵角との差異から時々刻々の車両の舵角を把握するようにした舵角把握方法における舵角センサの零点位置確定方法であって、零点位置がまだ求められていない段階においては、車速が所定の第1基準車速以上であり、かつ複数の車輪グループのうちの所定の数の車輪グループについて、各車輪グループでの両車輪間回転数差がすべて所定の第1基準舵角に対応する回転数差以内である状態が所定の第1基準時間以上継続されたときに、車両が直進状態にあると判定してこの時点での相対舵角を零点位置とし、この後、車速が第1基準車速よりは速い所定の第2基準車速以上であり、上記車輪グループ数よりは多い所定の数の車輪グループについて、各車輪グループでの両車輪間回転数差がすべて第1基準舵角よりも小さい所定の第2基準舵角に対応する回転数差以内である状態が、第1基準時間よりも長い所定の第2基準時間以上継続されたときに、それまでの零点位置を、その時点における相対舵角に近付ける方向に補正することを特徴とする舵角センサーの零点位置確定方法。
IPC (4件):
B62D 5/06 ,  G01B 11/26 ,  G01B 21/22 ,  G01D 5/244

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