特許
J-GLOBAL ID:200903046091801162

繊維状セルロース材料に有用な、無水、自己乳化性で生分解性の化学軟化剤組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-501836
公開番号(公開出願番号):特表平8-511069
出願日: 1994年05月23日
公開日(公表日): 1996年11月19日
要約:
【要約】エステル官能性の第4級アンモニウム化合物およびポリヒドロキシ化合物の混合物を含んで成る実質的に無水、自己乳化性で生分解性の化学軟化剤組成物を提供する。好ましい生分解性でエステル官能性の第4級アンモニウム化合物には、塩化ジエステルジタロウジメチルアンモニウム、塩化ジエステルジ(僅かに水素化)タロウジメチルアンモニウムおよび塩化ジエステルジ(水素化)タロウジメチルアンモニウムの様なジエステルジアルキルジメチルアンモニウム塩がある。好ましいポリヒドロキシ化合物は、グリセロール、重量平均分子量が約150〜約800であるポリグリセロール、および重量平均分子量が約200〜約4000であるポリオキシエチレングリコールおよびポリオキシプロピレングリコールからなる群から選択される。実質的に無水、自己乳化性で生分解性の化学軟化剤組成物は、ポリヒドロキシ化合物がエステル官能性第4級アンモニウム化合物と混合可能な特定の温度で、エステル官能性第4級アンモニウム化合物をポリヒドロキシ化合物と混合することにより製造される。得られる、安定した固体または濃縮液体混合物は、消費者または最終ユーザーの所に経済的に輸送することができる。化学軟化剤組成物の最終ユーザーは、混合物を液体キャリヤー(例えば水)で簡単に希釈し、繊維状セルロース性材料の処理に好適な水性分散液を形成する。ここに開示する実質的に無水、自己乳化性で生分解性の化学軟化剤組成物は、主として、ティッシュまたはタオルの様な使い捨て紙製品を軟化するために使用する。
請求項(抜粋):
(a)生分解性でエステル官能性の第4級アンモニウム化合物、および(b)グリセロール、重量平均分子量が150〜800であるポリグリセロール、および重量平均分子量が200〜4000、好ましくは200〜1000、最も好ましくは200〜600であるポリオキシエチレングリコールおよびポリオキシプロピレングリコール、およびそれらの混合物からなる群から選択されたポリヒドロキシ化合物の混合物を含んで成り、エステル官能性第4級アンモニウム化合物対ポリヒドロキシ化合物の重量比が1:0.1〜0.1:1、好ましくは1:0.3〜3:1、最も好ましくは1:0.7〜0.7:1であり、前記エステル官能性第4級アンモニウム化合物および前記ポリヒドロキシ化合物が混和可能な温度で、前記ポリヒドロキシ化合物が前記エステル官能性第4級アンモニウム化合物と混合され、組成物の含水量が20重量%未満、好ましくは10重量%未満であることを特徴とする、実質的に無水、自己乳化性で生分解性の化学軟化剤組成物。

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