特許
J-GLOBAL ID:200903046135984120

スクラップを原料とした溶融鉄の成分調整法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-005409
公開番号(公開出願番号):特開平7-207324
出願日: 1994年01月21日
公開日(公表日): 1995年08月08日
要約:
【要約】【目的】 硫黄を含む炭材を燃料としてスクラップ溶解を行い硫黄の低い溶融鉄を得ること、およびダストやスラグなどの発生物を安定な形にできて環境にも悪影響を及ぼさない、スクラップを溶解して得た溶融鉄の成分調整法を提供する。【構成】 冶金炉から溶融鉄を排出する前に、スラグのT.Fを0.8%以下に下げる第1工程、溶融鉄の排出時に溶融鉄t当たり10〜40kgのスラグを排出し、スラグと溶融鉄と分離して系外に出す第2工程、冶金炉内の溶融鉄に生石灰を加えて脱硫する第3工程、脱硫処理後の溶融鉄を脱炭して溶鋼を得る第4工程を連続的に行うこと、更には脱硫スラグ及び/又は冶金炉から発生するダストを冶金炉にリサイクルして、これらを使用する。
請求項(抜粋):
ガスを上底吹きできる冶金炉で、高濃度の酸素含有ガスを用い、炭材が燃焼した時に発生する熱によりスクラップを溶解して溶融鉄を得る際に、冶金炉から溶融鉄を排出する前にスラグのT.Feを0.8%以下に下げる第1工程、溶融鉄の排出時に溶融鉄t当たり10〜40kgのスラグを排出し、スラグを溶融鉄と分離して系外に出す第2工程、溶融鉄に生石灰を加えて脱硫する第3工程、脱硫処理後の溶融鉄を脱炭して溶鋼を得る第4工程を連続的に行うことを特徴とするスクラップを原料とした溶融鉄の成分調整法。

前のページに戻る