特許
J-GLOBAL ID:200903046142442715

内燃エンジンの空燃比制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 渡部 敏彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-151512
公開番号(公開出願番号):特開平5-321724
出願日: 1992年05月19日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】【目的】 触媒装置の上流側及び下流側にLAFセンサ及びO2センサを配設し、O2センサの出力電圧に基づいて目標空燃比を補正する空燃比制御装置において、目標空燃比を常に理論空燃比として空燃比のフィードバック制御をすることにより、経年変化により排気効率の低下を招くことのないようにした。【構成】 エンジンの運転状態に応じて運転領域STURを複数に分割すると共に、各運転領域STURに応じた学習値を運転領域毎に記憶し、前回と今回の運転領域STURが同一のときは学習値ΔKCMDREFを更新する一方(S74)、前回と今回とで運転領域が異なるときは予め運転領域に記憶された学習値ΔKCMDREFでもって(S63)目標空燃比を補正することとした(S75)。
請求項(抜粋):
内燃エンジンの排気通路に配設されて排気ガス中の有害成分を浄化する触媒装置と、該触媒装置の上流側の前記排気通路に配設された排気ガス濃度に略比例する出力特性を有する第1の排気濃度センサと、エンジンの運転状態を検出する運転状態検出手段と、該運転状態検出手段の検出結果に基づいて目標空燃比を算出する第1の目標空燃比算出手段と、前記触媒装置の下流側の前記排気通路に配設された目標空燃比の近傍で出力信号が反転する第2の排気濃度センサと、該第2の排気濃度センサの出力値に基づいて前記目標空燃比を補正する補正手段とを備え、前記第1の排気濃度センサにより検出された混合気の空燃比を前記補正手段により補正された目標空燃比にフィードバック制御する内燃エンジンの空燃比制御装置において、前記補正手段が、大気圧を検出する大気圧センサと、該大気圧センサの検出結果に基づいて補正初期値を算出する初期値算出手段と、該初期値算出手段により算出された初期値と前記第2の排気濃度センサの出力値との偏差に基づいて目標空燃比の補正値を算出する補正値算出手段と、該補正値算出手段により算出された補正値の平均値を算出する平均値算出手段とを有すると共に、エンジンの運転領域を複数個に分割する運転領域分割手段と、前記平均値算出手段により算出された平均値を前記運転領域毎に記憶する記憶手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に応じてエンジンが前記複数個の運転領域のうちのいずれの運転領域に属しているか否かを判別する領域判別手段とを備え、前記領域判別手段により判別された運転領域が今回と前回とで同一であるときは前記平均値算出手段により算出された補正値の平均値を更新し、該更新された平均値に基づき目標空燃比が補正される一方、前記領域判別手段により判別された運転領域が今回と前回とで異なるときは前記記憶手段に記憶された補正値の平均値に基づいて目標空燃比が補正されることを特徴とする内燃エンジンの空燃比制御装置。

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