特許
J-GLOBAL ID:200903046151549921

ブレーキ倍力装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神崎 真一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-290267
公開番号(公開出願番号):特開平11-208453
出願日: 1998年10月13日
公開日(公表日): 1999年08月03日
要約:
【要約】【解決手段】 非作動状態からソレノイド38を励磁すると、ピストン48に連動して第1筒状部材48がリヤ側に移動される。これにより、真空弁24が閉鎖される一方、大気弁28が開放される。これにより、変圧室B,D内に大気が導入されるのでバルブボディ6などが左行される。したがって、タンデムブレーキ倍力装置1が自動ブレーキとして作動される。この時に、変圧室B,D内の大気圧が弁体22および第1筒状部材48の内方側に作用して、それらをフロント側に付勢する。そして、このフロント側への付勢力と上記ピストン39をリヤ側に付勢したソレノイド38の付勢力とがバランスするところで、タンデムブレーキ倍力装置1の出力が決定される。【効果】 自動ブレーキとして作動させる際のブレーキ倍力装置の出力を円滑に調整することができる。
請求項(抜粋):
シェル内に摺動自在に設けた概略筒状のバルブボディと、バルブボディに設けたパワーピストンと、パワーピストンの前後に区画形成した定圧室および変圧室と、バルブボディの内周部に摺動自在に嵌合した筒状部材と、この筒状部材におけるリヤ側の端部に形成した環状の真空弁座と、バルブボディ内に移動可能に設けられて入力軸と連動する弁プランジャと、この弁プランジャに形成した環状の大気弁座と、ばねによってフロント側にむけて付勢されて、上記真空弁座および大気弁座と接離する弁体と、上記真空弁座とそれに接離する弁体の第1シート部とによって構成した真空弁と、上記大気弁座とそれに接離する弁体の第2シート部とによって構成した大気弁と、上記定圧室と真空弁よりも外方側の空間とを連通させる定圧通路と、上記真空弁と大気弁との間の空間と変圧室とを連通させる変圧通路と、上記大気弁よりも内方側の空間を大気と連通させる大気通路と、バルブボディ内に配設されて、作動された際に上記筒状部材をバルブボディに対してリヤ側にむけて移動させる駆動機構とを備え、駆動機構を作動させて筒状部材をリヤ側に向けて移動させることにより、真空弁座を第1シート部に着座させて真空弁を閉鎖させる一方大気弁を開放させて、ブレーキペダルを踏み込むことなくバルブボディを前進させるように構成したブレーキ倍力装置において、上記駆動機構が作動されて上記真空弁が閉鎖された際に、変圧室内に導入された大気圧を上記弁体および筒状部材に作用させてフロント側に向けて付勢させるように構成し、該筒状部材をフロント側に付勢する付勢力と駆動機構によって筒状部材をリヤ側に移動させた付勢力とをバランスさせるように構成したことを特徴とするブレーキ倍力装置。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-262958
  • 特開平4-262958

前のページに戻る