特許
J-GLOBAL ID:200903046220556927

冷凍装置の運転制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-001193
公開番号(公開出願番号):特開平6-201201
出願日: 1993年01月07日
公開日(公表日): 1994年07月19日
要約:
【要約】【目的】 液流通路の液体を加熱,冷却する利用側熱交換器を備えた冷凍装置において、液温に応じて圧縮機を容量制御する際の制御の追随性を向上させる。【構成】 複数のロードステップに調節される圧縮機1と液流通路20の液と冷媒との熱交換を行う利用側熱交換器5とを冷媒回路7に配設する。所定の時間間隔毎に、利用側熱交換器5の出口液温と制御目標値との差温に応じて圧縮機1の容量を制御する。利用側熱交換器5の入口液温が急激に変化すると、容量制御の時間間隔を基準値よりも短くするよう変更して、制御の追随性を向上させる。また、圧縮機1のロードステップと出入口温度差との相関関係を予め記憶しておき、入口水温が急激に変化すると、圧縮機1の容量を、入口水温と制御目標値との温度差に最も近い出入口温度差に対応するロードステップに制御するよう切換え、入口水温を指標としながら、出口水温を制御目標値に速やかに収束させる。
請求項(抜粋):
運転容量が複数のロードステップに調節される圧縮機(1)と、熱源側熱交換器(2)と、膨張機構(4)と、液流通路(20)を流れる液と冷媒との熱交換を行う利用側熱交換器(5)とを順次接続してなる冷媒回路(7)を備えた冷凍装置において、上記液流通路(20)における利用側熱交換器(5)出口側の液温を検出する出口液温検出手段(Th2)と、所定の時間間隔毎に、該出口液温検出手段(Th2)の検出値を入力し、利用側熱交換器(5)出口側の液温と制御目標値との差温に応じて、上記圧縮機(1)の運転容量を調節する容量制御手段(51)とを備えるとともに、上記利用側熱交換器(5)入口側の液温を検出する入口液温検出手段(Th1)と、該入口液温検出手段(Th1)の検出値を刻々入力し、利用側熱交換器(5)入口側の液温の時間変化を演算する液温変化演算手段(52)と、該液温変化演算手段(52)で演算される利用側熱交換器(5)入口側の液温の時間変化が安定状態から外れるほど大きくなると、上記容量制御手段(51)の時間間隔を基準値よりも短くするよう変更する時間間隔変更手段(53)とを備えたことを特徴とする冷凍装置の運転制御装置。

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