特許
J-GLOBAL ID:200903046221977519
高頻度圧力変動による吸着
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
武田 正彦 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-529506
公開番号(公開出願番号):特表2001-507982
出願日: 1997年12月30日
公開日(公表日): 2001年06月19日
要約:
【要約】供給ガス混合物の吸着力が弱い成分の浄化生成ガスを得るための供給ガス混合物の圧力変動による吸着分離は、好ましくは偶数である複数の吸着剤ベッド(2、4、3、5)において、各吸着剤ベッドの生成物端部(12、13、14、15)を直接的に可変容積形膨張室(53、57)に、供給端部を切り換え弁で供給圧縮機及び排出真空ポンプに連通させて行われる。圧力変動による吸着サイクルを高頻度で行うために、大表面積の層状支持体を吸着剤に使用する。圧縮機及び真空ポンプピストンをサイクルと一体化して、サイクル頻度の2倍で往復移動させることもできる。層状吸着剤ベッドの変更形構造が開示されている。
請求項(抜粋):
圧力上昇下において吸着剤に対する吸着性が高い第1成分、及び圧力上昇下において吸着剤に対する吸着性が低い第2成分を含む供給ガス混合物、圧力を所定のサイクル期間を有する処理のサイクル頻度で低圧及び高圧を繰り返し、前記低圧で、前記第2成分を吸着剤に接触させて、第1成分を相対的に濃縮し、前記高圧で、第1成分を吸着剤に接触させて、第2成分を相対的に濃縮することによって、前記第1及び第2成分を分離する方法であって、第1及び第2端部を有する「N」個のほぼ同一の吸着剤の吸着剤ベッドを準備し、さらに、各吸着剤ベッドの第2端部に対して可変容積形膨張室に連通させた状態で、 (A)吸着剤ベッド内の圧力が、前記低圧と高圧との間の第1中間圧力である時に開始される供給時間間隔中に、供給ガス混合物流を吸着剤ベッドの第1端部に供給し、吸着剤ベッドを実質的に前に高圧に加圧し、次いで、第2成分のうちの濃化したガスを吸着剤ベッドの第2端部から引き出すとともに、この高圧で供給ガス混合物を流し続け、第2成分のうちの濃化したガスを軽生成ガスとして、軽生成物送り出し圧力で送り出す工程、 (B)第2成分のうちの濃化したガス流を軽還流ガスとして吸着剤ベッドの第2端部から引き出して膨張室に送り込み、さらに膨張室の容積を膨張させることによって、吸着剤ベッドを高圧から高圧と低圧との間の第2中間圧力に向けて減圧する工程、 (C)向流ブローダウン及びパージ段階を含む排出時間間隔中に、第1成分のうちの濃化したガス流を吸着剤ベッドの第1端部から引き出すことによって、吸着剤ベッドを第2中間圧力から低圧まで減圧してから、第1成分のうちの濃化したガス流を重生成ガスとして引き出し続ける一方で、膨張室の容積を収縮させることによって軽還流ガスを膨張室から吸着剤ベッドの第2端部に供給して、ほぼ低圧で吸着剤ベッドをパージする工程、及び、 (D)膨張室をその最小容積までさらに収縮させることによって軽還流ガスを膨張室から吸着剤ベッドの第2端部に供給して、吸着剤ベッドの圧力をほぼ低圧から第1中間圧力まで上昇させる工程を備え、以上の工程を、サイクル期間内に順次繰り返す方法。
IPC (3件):
B01D 53/04
, C01B 13/02
, C01B 21/04
FI (3件):
B01D 53/04 E
, C01B 13/02 A
, C01B 21/04 D
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