特許
J-GLOBAL ID:200903046267064984

空気入りラジアルタイヤ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-125691
公開番号(公開出願番号):特開平10-315717
出願日: 1997年05月15日
公開日(公表日): 1998年12月02日
要約:
【要約】【課題】 耐久性やタイヤ本来の特質を損なうことなく、また製法を複雑化することなく、タイヤサイドウォール部の剛性を高め、タイヤの操縦安定性の向上と、振動乗心地性の向上とを両立させた空気入りラジアルタイヤを提供する。【解決手段】 空気入りラジアルタイヤにおいて、ジエン系ゴム成分100重量部に対して、主鎖中にアミド基を有する熱可塑性樹脂とオレフィン系樹脂とが重量比3/7〜7/3にて合計で5〜50重量部配合され、前記オレフィン系樹脂の融点より3°C以上高い温度で混練分散されており、前記熱可塑性樹脂が、平均長さLと平均径Dの比(L/D)が8以上の繊維状で配向し、前記オレフィン系樹脂が100〜200°Cの融点を有するゴム組成物より得られた短繊維補強部材層が、前記カーカス層のタイヤ内面側および/または外面側に隣接してビード部からベルト部下位に至る領域に、あるいはカーカス層の内側に隣接して一方のビード部から踏面部を通り他方のビード部に至る範囲に亘り配設されてなる。
請求項(抜粋):
左右一対のリング状のビードコアと、並列された複数のコードが被覆ゴム中に埋設された層から成る単層または複数層のカーカス層の両端部が該ビードコアの回りに折り返し巻回されて円環状に成されたカーカス層と、該カーカス部のタイヤ半径方向外側に配置された複数層のベルト部と、該ベルト部のタイヤ半径方向外側に配置された環状のトレッド部と、該トレッド部の左右に配置された一対のサイドウォール部とを具備してなる空気入りラジアルタイヤにおいて、天然ゴムおよびジエン系合成ゴムからなる群から選ばれた少なくとも1種のゴム成分100重量部に対して、主鎖中にアミド基を有する熱可塑性樹脂とオレフィン系樹脂とが重量比3/7〜7/3にて合計で5〜50重量部配合され、前記オレフィン系樹脂の融点より3°C以上高い温度で混練分散されており、前記熱可塑性樹脂が、平均長さLと平均径Dの比(L/D)が8以上の繊維状で配向し、前記オレフィン系樹脂が100〜200°Cの融点を有するゴム組成物より得られた短繊維補強部材層が、前記カーカス層のタイヤ内面側領域、外面側領域、および複数のカーカス層にはさまれた領域の3領域から選ばれた少なくとも1領域の中でカーカス層に隣接してビード部からベルト部下位に至るタイヤ高さ方向の領域において配設されてなることを特徴とする空気入りラジアルタイヤ。
IPC (2件):
B60C 13/00 ,  B60C 1/00
FI (2件):
B60C 13/00 G ,  B60C 1/00 B

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