特許
J-GLOBAL ID:200903046284072109

リチウム二次電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 一色 健輔 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-227458
公開番号(公開出願番号):特開平6-076859
出願日: 1992年08月26日
公開日(公表日): 1994年03月18日
要約:
【要約】【目的】 エネルギー密度を低下させることなく、またリチウムのドープ工程を付加することなく負極活物質を構成する炭素質材料中に充放電の第1サイクルにおけるドープ量の脱ドープ量との差に相当する量のリチウムがドープされるようにする。【構成】 リチウム二次電池は、正極1と負極2との間にセパレータ3を挟んでスパイラル状に巻回し、その上部に前記正極1側に接続する正極リード板4を、下部に前記負極2側に接続する負極リード板5を突出させた状態の巻回要素を有底筒形ケース6内に収装し、負極リード板5を該ケース6の内底面に接続し、また正極端子板7の底部に正極リード板4を接続し、その後非水電解液を前記ケース6内に注液し、正極端子板7をケース6の開口に蓋し、封口することによって電池を完成する。電解液中にはLi[Co( C2 H2 )(P(CH3 )3 )3 ]があらかじめ配合されている。
請求項(抜粋):
リチウムを含む正極および炭素質材料からなる負極がセパレータを介して配置されるとともに、前記負極に金属リチウムを短絡させた状態に配置してケース内に収装し、該ケース内への非水電解液の注液により前記金属リチウムと前記負極との間に電気化学反応を生じさせる構造を有するリチウム二次電池において、前記非水電解液に一般式Li[Co(olefin)(PR3 )3 ](但し、olefinはエチレンまたはプロピレン、Rはメチル基またはエチル基)で示されるリチウム-コバルト錯体が0.01mol /l以上0.1mol /l以下の濃度であらかじめ添加されていることを特徴とするリチウム二次電池。

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