特許
J-GLOBAL ID:200903046289839920

チオレドキシン還元による食物蛋白質の消化性向上

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外9名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-516543
公開番号(公開出願番号):特表2001-520027
出願日: 1998年10月01日
公開日(公表日): 2001年10月30日
要約:
【要約】小ジチオールタンパク質であるチオレドキシンは、主要食物タンパク質、アレルゲン性タンパク質、及び、特に動物及び植物源に由来する広範囲の食品に存在するアレルゲン性タンパク質に対する特異的な還元剤である。すべての標的タンパク質は、チオレドキシンによりスルフヒドリル(SH)レベルに還元されるジスルフィド(S-S)結合を含んでいる。このタンパク質は、酸化(S-S)状態においてはアレルゲン的に活性であり、消化性が低い。還元(SH状態)されたとき、アレルゲン性を喪失し及び/又は消化性が高くなる。NADP-チオレドキシンレダクターゼを経てNADPHにより(生理学的条件)又は化学的還元剤であるジチオスレイトールにより活性化(還元)されたとき、チオレドキシンは還元を行う。感作したイヌを用いた皮膚試験及び給餌実験により、摂取前の還元チオレドキシンによる処理により食品のアレルゲン性を除去又は減少させることが示された。研究により、チオレドキシン還元後のペプシン及びトリプシンによる食品及び食物タンパク質の消化が増加したことが示された。
請求項(抜粋):
食品の消化性を増加する方法であって、 (a)食品を、該食品の消化性を増加させるのに効果的な量のチオレドキシン、NTR及びNADPHで処理する工程、及び、 (b)工程(a)の処理食品を動物へ投与して、該動物が示す症状により測定される該食品の消化性を、対照と比較して増加させる工程を含むことを特徴とする方法。
IPC (6件):
A23J 3/08 ,  A23C 9/20 ,  A23J 3/16 ,  A23J 3/18 ,  A23K 1/16 303 ,  A23L 1/305
FI (6件):
A23J 3/08 ,  A23C 9/20 ,  A23J 3/16 ,  A23J 3/18 ,  A23K 1/16 303 F ,  A23L 1/305
Fターム (16件):
2B150AA06 ,  2B150AB20 ,  2B150DC23 ,  4B001AC05 ,  4B001AC32 ,  4B001BC01 ,  4B001EC05 ,  4B018LB01 ,  4B018LB04 ,  4B018LB06 ,  4B018LB07 ,  4B018MD20 ,  4B018MD90 ,  4B018ME07 ,  4B018ME11 ,  4B018MF12

前のページに戻る