特許
J-GLOBAL ID:200903046363276755

減衰力調整式油圧緩衝器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-286111
公開番号(公開出願番号):特開平7-119783
出願日: 1993年10月20日
公開日(公表日): 1995年05月09日
要約:
【要約】【目的】 減衰力調整式油圧緩衝器において、伸び側と縮み側とで異なる減衰力を設定し、ピストン速度にかかわらず減衰力を直接制御する。【構成】 シリンダ2にピストン3を嵌装する。シリンダ上室2aとシリンダ下室2bとを連通させる伸び側連通路8に圧力室14を有するポペット弁11を設け、縮み側連通路9にポペット弁15を設ける。ポペット13,14 間を連結ロッド19で連結し、ポペット17をスプリング20で付勢する。圧力室14を伸び側パイロット圧通路21でポペット弁11の上流に連通させ縮み側パイロット圧通路22でポペット弁15の上流に連通させ、リリーフ弁26を接続する。伸び側はシリンダ上室2a、圧力室14の圧力とスプリング20の付勢とでポペット弁11の開度が決まり、縮み側はシリンダ下室2b、圧力室14の圧力とスプリング20の付勢とでポペット弁15の開度が決まる。リリーフ弁26で圧力室14の圧力を変化させことにより、減衰力を直接制御できる。
請求項(抜粋):
油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装され前記シリンダ内を2室に画成するピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの一方の室を通って外部まで延ばされたピストンロッドと、前記シリンダ内の2室を連通させ前記ピストンロッドの伸び行程時の油液の流通を許容する伸び側連通路と、前記シリンダ内の2室を連通させ前記ピストンロッドの縮み行程時の油液の流通を許容する縮み側連通路と、前記伸び側連通路の油液の圧力を受けて開弁して減衰力を発生させる伸び側減衰力調整弁と、前記縮み側連通路の油液の圧力を受けて開弁して減衰力を発生させる縮み側減衰力調整弁と、一方向に変位したときに前記伸び側減衰力調整弁または縮み側減衰力調整弁の一方で発生する減衰力を小さく設定すると同時に他方で発生する減衰力を大きく設定し、他方向に変位したときに前記伸び側減衰力調整弁または縮み側減衰力調整弁の他方で発生する減衰力を小さく設定すると同時に一方で発生する減衰力を大きく設定する減衰力反転手段と、該減衰力反転手段を一方向に付勢する付勢手段と、前記シリンダ内の一方の室および他方の室の圧力を導き該圧力により前記減衰力反転手段を前記付勢手段の付勢力に抗して変位させる圧力室と、該圧力室の圧力を調整するリリーフ弁とを備えてなることを特徴とする減衰力調整式油圧緩衝器。
IPC (2件):
F16F 9/46 ,  B60G 17/015

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