特許
J-GLOBAL ID:200903046378295543

金属・セラミックス複合材料の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下田 容一郎 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-177178
公開番号(公開出願番号):特開平8-041563
出願日: 1994年07月28日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】 金属とセラミックスとを一体化した複合材料を加圧等を行うことなく製造する。【構成】 坩堝3内に純Alブロック7及び多孔質成形体8をセットし、坩堝4内に所定量のMg9をセットする。而る後、炉1内をArガスで置換し、900°Cまで昇温し炉内を0.5atmまで減圧することでMg9を完全に昇華せしめ、この状態を継続しMg蒸気を多孔質成形体8内に均一に分散せしめ、次いで、炉1内に窒素ガスを導入し、前記昇華したMgと反応させてMg3N2を生成せしめ、このMg3N2を多孔質成形体8表面に形成されたAl2O3と接触させて還元することでAlを露出せしめる。このAlは極めて活性であるので、Al溶湯7aとの濡れ性が高く短時間のうちにAl溶湯7aは多孔質成形体8内に浸透し、多孔質成形体8はAl溶湯7a内に沈む。
請求項(抜粋):
酸化物系セラミックスからなる多孔質成形体とマグネシウムとを炉内にセットし、この炉内を希ガス雰囲気としてマグネシウムを昇華させ、このマグネシウム蒸気を多孔質成形体内に分散せしめ、更に炉内に窒素ガスを導入し、前記昇華したマグネシウムと反応させて窒化マグネシウム(Mg3N2)を生成し、この窒化マグネシウムを多孔質成形体表面の酸化物と接触させて還元することで金属原子を露出せしめ、次いで、この多孔質成形体内に金属溶湯を浸透させるようにしたことを特徴とする金属・セラミックス複合材料の製造方法。

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