特許
J-GLOBAL ID:200903046386979931

距離測定システム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-370421
公開番号(公開出願番号):特開平11-194168
出願日: 1997年12月29日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】電波の伝搬時間を測定する事で、被測定側と測定側の間の距離を測定する場合に、電波の周波数資源を有効利用し、複数の被測定側の中から測定側が被測定側を任意に指定し、互いの間の距離を容易に測定する。また、それを応用して距離による警報機能や、位置の推定、更にその足跡を記録する事を提供する。【解決手段】測定側と被測定側とが各々無線機を所有し、それぞれが独自のIDを持ち、測定側は被測定側を特定して、互いの間の距離を電波が伝搬する時間を測定算出し、それに電波の伝搬する速度を乗算する事で互いの距離を測定する基本機能を実現する。更にその機能を応用し、一定距離以上又は以下を警報出力したり、複数地点からの測定による位置の推定や、足跡調査を実現する事を特徴とする。
請求項(抜粋):
【第1項】電波の送受信機能を持った2つの無線機間で、互いの距離を測定する側が、自分独自の識別IDと、被測定側独自の持つ識別IDを送信し、被測定側は、上記信号を受信し、自分の識別IDを認識した場合、一定の遅延時間後に、前記距離を測定する側に対し信号を返送する機能を有し、前記距離を測定する側は、上述の信号を送信してから、上記返送されてくる信号を受信するまでの時間を測定する機能を有し、その時間から前記一定の遅延時間と自分の送受信に要する処理時間を差し引き、それを1/2にした時間と、電波の伝搬する速度から、互いの間の距離を測定する事を特徴とした距離測定システム。【第2項】互いに測定する為の信号の変調方式として、CDMA方式を用いる事を特徴とした、特許請求範囲第1項記載の距離測定システム。【第3項】距離を測定する側は、被測定側の識別IDを操作者が設定する機能を有し、複数の被測定側の中から任意に指定する事が可能である事を特徴とした、距離測定システム。【第4項】距離を測定する側が互いに離れた2箇所または3箇所に別れて測定を行い、情報を交換する事で、被測定側の位置を確認または推定する事を特徴とした距離測定システム。【第5項】被測定側の位置を時系列的に変化する様子を記録する機能を有する事を特徴とした距離測定システム。【第6項】被測定側までの距離を定期的に測定する機能を有し、操作者が設定した値以上になった場合、または前記操作者が設定した値以下になった場合に、操作者に通知する機能を有する距離測定システム。【第7項】距離を測定する為の時間測定には、電波の速度に関連する周波数を使用する事を特徴とした距離測定システム。【第8項】距離測定の為の時間を観測する場合、時間計測用のクロック発振器と、データ生成用のシステムクロック発振器の周波数を互いに素な値となる用に選択し、複数回の測定を行い統制的手段を利用し、測定精度を上げる事を特徴とした距離測定システム。
IPC (2件):
G01S 13/74 ,  H04J 13/00
FI (2件):
G01S 13/74 ,  H04J 13/00 A

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