特許
J-GLOBAL ID:200903046395450927

硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 富田 和夫 ,  鴨井 久太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-349501
公開番号(公開出願番号):特開2004-284003
出願日: 2003年10月08日
公開日(公表日): 2004年10月14日
要約:
【課題】 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具を提供する。【解決手段】 表面被覆サーメット製切削工具の硬質被覆層を構成するα型Al2O3層を、電界放出型走査電子顕微鏡にて、工具基体の表面と平行な研磨面に電子線を照射して後方散乱電子回折像を発生させ、前記後方散乱電子回折像の画像解析により結晶方位データを算出し、前記結晶方位データをカラーマップ化する表面結晶方位のカラーグラデーションマップ法を用いて、α型Al2O3層のもつ六方晶結晶構造の(0,0,0,1)面を赤色、同(1,0,-1,0)面を緑色、同(0,1,-1,0)面を青色として指定して観測した場合、複数の単位色の集合組織で表示されるカラーマップが、カラーマップ全面に占める面積%で、赤色の単位色が70%以上を占め、残りの単位色が赤色、緑色、および青色のうちの2色以上の混合色(中間色)からなる赤色系色調を示すα型Al2O3層で構成する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、 (a)Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、酸化物、炭酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1層または2層以上からなり、かつ0.5〜20μmの全体平均層厚を有するTi化合物層、 (b)1〜30μmの平均層厚を有し、かつα型の結晶構造を有する酸化アルミニウム層、 以上(a)および(b)で構成された硬質被覆層を蒸着形成してなる表面被覆サーメット製切削工具において、上記酸化アルミニウム層を、 電界放出型走査電子顕微鏡にて、工具基体の表面と平行な研磨面に電子線を照射して後方散乱電子回折像を発生させ、前記後方散乱電子回折像の画像解析により結晶方位データを算出し、前記結晶方位データをカラーマップ化する表面結晶方位のカラーグラデーションマップ法を用いて、α型結晶構造の酸化アルミニウム層のもつ六方晶結晶構造の(0,0,0,1)面を赤色、同(1,0,-1,0)面を緑色、同(0,1,-1,0)面を青色として指定して観測した場合、複数の単位色の集合組織で表示されるカラーマップが、カラーマップ全面に占める面積%で、赤色の単位色が70%以上を占め、残りの単位色が赤色、緑色、および青色のうちの2色以上の混合色(中間色)からなる赤色系色調を示すα型結晶構造の酸化アルミニウム層、で構成したことを特徴とする硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性発揮する表面被覆サーメット製切削工具。
IPC (2件):
B23C5/16 ,  C23C16/30
FI (2件):
B23C5/16 ,  C23C16/30
Fターム (20件):
4K030AA02 ,  4K030AA10 ,  4K030AA14 ,  4K030AA16 ,  4K030AA17 ,  4K030AA18 ,  4K030BA02 ,  4K030BA18 ,  4K030BA35 ,  4K030BA36 ,  4K030BA38 ,  4K030BA41 ,  4K030BA42 ,  4K030BB01 ,  4K030BB12 ,  4K030CA03 ,  4K030DA09 ,  4K030JA01 ,  4K030JA09 ,  4K030LA22
引用特許:
出願人引用 (2件)

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