特許
J-GLOBAL ID:200903046486281184

金属質廃材から油脂類を選択的に分離する方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小倉 亘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-178930
公開番号(公開出願番号):特開平7-034145
出願日: 1993年07月20日
公開日(公表日): 1995年02月03日
要約:
【要約】【目的】 油脂類が付着した金属質廃材から油脂類を気化分離し、製鋼用原料を得る。【構成】 油脂類を含む金属質廃材Mを加熱炉10に装入し、非酸化性雰囲気中で油脂類の気化温度以上に波誘電加熱する。気化した油脂類g1 をキャリアガスg2 に随伴させて冷却室20に送り込み、冷却によって液化又は固化した油脂類f1 として回収する。金属質廃材には、誘電加熱効率を高め、且つ還元剤として働くコークス等の固体炭素含有物質を配合しても良い。加熱炉10を減圧又は真空雰囲気に維持するとき、油脂類の気化が促進される。【効果】 油脂類が除去された金属質廃材Mは、酸化又は過酸化されていないので、有用な製鋼用原料として使用される。分離された油脂類f1 は、未燃焼であることからほとんど変質又は組成変化しておらず、燃料,金属石鹸等の原料として使用される。
請求項(抜粋):
油脂類を含む金属質廃材を非酸化性雰囲気中で前記油脂類の気化温度以上に誘電加熱し、気化した前記油脂類をキャリアガスに随伴させて系外に導くことを特徴とする油脂類の選択分離方法。

前のページに戻る