特許

J-GLOBAL ID：200903046507571072

油圧式動力伝達継手

発明者： 鈴木 悟
出願人/特許権者： 株式会社フジユニバンス
代理人 (1件)： 竹内 進 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平4-119465
公開番号（公開出願番号）：特開平5-312226
出願日： 1992年05月13日
公開日（公表日）： 1993年11月22日
要約：

【要約】 (修正有)【目的】 車両の駆動力配分に使用する油圧式動力伝達継手に関し、小さな電流で必要なトルクを得ることができ、小型軽量で制御性能を向上させることを目的とする。【構成】 第1の回転軸3と同心状でかつ一体に固定されるとともに、吐出油の流動抵抗を制御する制御弁を設けた部材と継手内部に同心状に配置され、制御弁を設けた部材との間で所定の角度回転可能に位置決めされるとともに、回転角に応じて高圧室12に非連通となるオリフィス17および連通可能な開放孔を有するアクチュエータ16と、アクチュエータ16を原位置に戻すべく付勢するばね部材7を備えるとともに、外部の部材に継手と同心に固定され、ソレノイドコイル22を取り巻いて継手と非接触状態に保持される磁気枠19,21と、ソレノイドコイル22への通電に応じてアクチュエータ16と第2の回転軸との間で摩擦トルクを発生するトルク発生部材とを備えるように構成する。

請求項（抜粋）：

相対回転可能な第1、第2の回転軸間に設けられ、前記両軸の差動回転によって駆動される油圧ポンプと;該油圧ポンプの出口部に設けられ吐出油の流動抵抗を制御する制御弁と;外部からの信号によって、該制御弁を作動させるアクチュエータを備え;前記両軸の回転速度差および外部からの制御信号に応じたトルクを伝達する油圧式動力伝達継手において;前記第1の回転軸と同心状でかつ一体に固定されるとともに、前記吐出油の流動抵抗を制御する制御弁を設けた部材と、継手内部に同心状に配置され、前記制御弁を設けた部材との間で所定の角度回転可能に位置決めされるとともに、回転角に応じて前記制御弁を制御する前記アクチュエータと、該アクチュエータを原位置に戻すべく付勢するばね部材を備えるとともに、外部の部材に継手と同心に固定され、ソレノイドコイルを取り巻いて継手と非接触状態に保持される磁気枠と、前記ソレノイドコイルへの通電に応じて前記アクチュエータと第2の回転軸との間で摩擦トルクを発生するトルク発生部材とを備え、ソレノイドコイルへの通電電流に応じて前記アクチュエータが所定の角度変位するとともに、アクチュエータの角度変位に応じて前記制御弁が制御されることを特徴とする油圧式動力伝達継手。