特許
J-GLOBAL ID:200903046543076967

ハニカムコア複合製品の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外2名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-522828
公開番号(公開出願番号):特表平10-512820
出願日: 1995年01月27日
公開日(公表日): 1998年12月08日
要約:
【要約】ハニカムコア複合製品の製造方法は、それぞれ、コアエッジ(32)および拘束エッジ(30)を有するハニカムコア(24)および予備硬化された未硬化複合スキン(20)を形成することを含む。予備硬化された複合スキン(20)を型面(12s)を有する硬い型部材(12)と組合わせて配置し、ハニカムコア(24)を予備硬化された複合スキン(20)に合致させて、サブアッセンブリー(36)を形成する。未硬化複合スキン(22)を、未硬化複合スキン(22)の周囲部分(44)が拘束エッジ(30)から距離Xだけ延び、かつ周囲部分(44)が型面(12s)との重なり当接係合関係にあるように、合致サブアッセンブリー(36)上に置く。ハニカムコア(24)、予備硬化複合スキン(20)および未硬化複合スキン(22)は、複合積層物(10)を構成し、この複合積層物上に真空バッグ(14)を配置する。得られた型キャビティ(60)を排気して、真空バッグ(14)を未硬化複合スキン(22)に圧迫し、それによって、周囲部分(44)の拘束エッジ(30)および型面(12s)との係合を行わせる。ついで、複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させる。本方法は、そのハニカムコア(24)が正確に位置し、実質的にゆがみがないハニカムコア複合製品を製造する。
請求項(抜粋):
1) コアエッジ(32)を有するハニカムコア(24)を形成する工程、 拘束エッジ(30)を有し予備硬化された未硬化複合スキン(20)を形成する工程、 型面(12s)を有する硬い型部材(12)と組合わせて、上記予備硬化された複合スキン(20)を配置する工程、 上記ハニカムコア(24)を上記予備硬化された複合スキン(20)に合致させて、上記拘束エッジ(30)が上記コアエッジ(32)を越えて延びている合致サブアッセンブリー(36)を形成する工程、 未硬化複合スキン(22)を、該未硬化複合スキン(22)の周囲部分(44)が上記拘束エッジ(30)から距離Xだけ延び、かつ該周囲部分(44)が上記型面(12s)との重なり当接係合関係にあるように、上記合致サブアッセンブリー(36)上に置いて、上記ハニカムコア(24)、予備硬化複合スキン(20)および未硬化複合スキン(22)によって複合積層物(10)を構成する工程、 該複合積層物(10)上に真空バッグ(14)を配置して上記型面(12s)と該真空バッグ(14)との間に型キャビティ(60)を形成する工程、 上記未硬化複合スキン(22)を上記合致サブアセンブリー(36)に対して圧縮するために上記真空バッグ(14)を上記未硬化複合スキン(22)に圧迫すべく、上記型キャビティ(60)を排気する工程であって、上記真空バッグ(14)は上記未硬化複合スキン(22)の横方向変位を防止するために上記周囲部分(44)と上記拘束エッジ(30)との係合を行わせる工程、および 上記複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させる工程を包含するハニカムコア複合製品の製造方法。2)上記ハニカムコア(24)を上記予備硬化された複合スキン(20)に合致させる工程が、上記ハニカムコア(24)と上記予備硬化された複合スキン(20)との間にフィルム接着剤(34a)を適用するサブ工程を含む請求項1記載の方法。3)上記合致されたサブアッセンブリーと上記未硬化複合スキン(22)との間に、結合用接着剤(34b)を適用する工程をさらに含む請求項2記載の方法。4)上記未硬化複合スキン(22)が、上記距離Xが約1.9cm(0.75in)よりも大きくなるように積層される請求項1記載の方法。5)上記拘束エッジ(30)および上記周囲部分(44)が除去されるように、上記ハニカムコア複合製品をトリミングする工程をさらに含む請求項1記載の方法。6)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、該予備硬化複合スキン(20)を、その厚さが約0.038cm(0.015in)よりも大きく、かつ上記拘束エッジ(30)が直角形態(30’)をなすように、形成することを含む請求項1記載の方法。7)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、上記堅い型部材(12)において複合ラミネートの積層物を真空成形し、該真空成形された積層物をトリミングして、上記予備硬化された複合スキン(20)の上記拘束エッジ(30)を形成することを含む請求項1記載の方法。8)上記未硬化複合スキン(20)とともに、離型フィルム(52)を適用する工程をさらに含む請求項1記載の方法。9)上記離型フィルム(52)とともに、呼吸プライ(54)を適用する工程をさらに含む請求項8記載の方法。10) コアエッジ(32)を有するハニカムコア(24)を形成する工程、 拘束エッジ(30)を有し予備硬化された未硬化複合スキン(20)を形成する工程であって、該予備硬化された複合スキン(20)がその厚さが約0.038cm(0.015in)よりも大きいように形成される工程、 型面(12s)を有する硬い型部材(12)と組合わせて、上記予備硬化された複合スキン(20)を配置する工程、 上記ハニカムコア(24)を上記予備硬化された複合スキン(20)に合致させて、上記拘束エッジ(30)が上記コアエッジ(32)を越えて延びている合致サブアッセンブリー(36)を形成する工程、 未硬化複合スキン(22)を、該未硬化複合スキン(22)の周囲部分(44)が上記拘束エッジ(30)から約1.9cm(0.75in)よりも大きい距離だけ延び、かつ該周囲部分(44)が上記型面(12s)との重なり当接係合関係にあるように、上記合致サブアッセンブリー(36)上に置いて、上記ハニカムコア(24)、予備硬化複合スキン(20)および未硬化複合スキン(22)が組合わされて複合積層物(10)を構成する工程、 該複合積層物(10)上に真空バッグ(14)を配置して上記型面(12s)と上記真空バッグ(14)との間に型キャビティ(60)を形成する工程、 上記未硬化複合スキン(22)を上記合致サブアセンブリー(36)に対して圧縮するために上記真空バッグ(14)を上記未硬化複合スキン(22)に圧迫すべく、上記型キャビティ(60)を排気する工程であって、上記真空バッグ(14)は上記未硬化複合スキン(22)の横方向変位を防止するために上記周囲部分(44)と上記拘束エッジ(30)との係合を行わせる工程、 上記複合積層物(10)を硬化させてハニカムコア複合製品を生成させる工程、および 上記拘束エッジ(30)および上記周囲部分(44)が除去されるように、該ハニカムコア複合製品をトリミングする工程を包含するハニカムコア複合製品の製造方法。11)上記予備硬化複合スキン(20)を形成する工程が、上記堅い型部材(12)において複合ラミネートの積層物を真空成形し、該真空成形された積層物をトリミングして、上記予備硬化された複合スキン(20)の上記拘束エッジ(30)を形成することを含む請求項10記載の方法。12)上記未硬化複合スキン(20)とともに、離型フィルム(52)を適用する工程をさらに含む請求項10記載の方法。13)上記離型フィルム(52)とともに、呼吸プライ(54)を適用する工程をさらに含む請求項10記載の方法。
IPC (2件):
B32B 3/12 ,  B29D 31/00
FI (2件):
B32B 3/12 A ,  B29D 31/00
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平4-004112
  • 特公昭59-042621

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