特許
J-GLOBAL ID:200903046559359276

冷却方法および冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-268782
公開番号(公開出願番号):特開2000-199656
出願日: 1999年09月22日
公開日(公表日): 2000年07月18日
要約:
【要約】【課題】 吸脱着媒体の再生のために消費するエネルギーを、従来よりも低減可能な冷却方法と、その冷却方法によって空気の冷却を行う冷却装置の提供。【解決手段】 高湿な空気を吸着部1に流入させ、吸着部1内のシリカゲルに湿気を吸着させると、吸着部1からより高温で低湿な空気が流出する。その空気を第1熱交換器12に通して熱を奪い、その空気を脱着部2に流入させ、十分に湿気を吸着して吸着平衡に達している脱着部2内のシリカゲルに接触させると、シリカゲルが湿気を脱着し、脱着部2からより低温で高湿になった空気が流出する。この低温空気で冷却対象となる物体または空間の冷却を行う。また、第1熱交換器12、第2熱交換器14で加熱された空気を再生部3に流入させて、再生部3内のシリカゲルが吸着している湿気を脱着させることにより、再生部3内のシリカゲルを再生させる。
請求項(抜粋):
雰囲気の温度および湿度に応じて湿気を吸着または脱着し、吸着時には発熱する一方、脱着時には吸熱する性質を有する吸脱着媒体を、気体の流入口または流出口となる複数の通気口を有する流路内に設けることにより、前記流入口から流入した気体を前記吸脱着媒体に接触させた上で前記流出口から流出させる吸脱着構造物を形成し、複数の前記吸脱着構造物の内、いくつかを吸着部、別のいくつかを脱着部、残りのいくつかを再生部に割り当てて、第1温度で第1湿度の気体を前記吸着部に流入させて、該吸着部内の吸脱着媒体に湿気を吸着させることにより、該吸着部から前記第1温度よりも高温な第2温度で前記第1湿度よりも低湿な第2湿度の気体を流出させ、その気体から熱を奪うことにより、前記第2温度よりも低温な第3温度で前記第2湿度の気体とし、その気体を前記脱着部に流入させて、該脱着部内の吸脱着媒体が吸着している湿気を脱着させることにより、該脱着部から前記第3温度よりも低温な第4温度で前記第2湿度よりも高湿な第3湿度の気体を流出させ、その気体によって冷却対象となる物体または空間の冷却を行い、前記第3温度よりも高温な第5温度まで加熱した気体を前記再生部に流入させて、該再生部内の吸脱着媒体が吸着している湿気を脱着させることにより、該再生部内の吸脱着媒体を再生させ、さらに、前記吸着部とした吸脱着構造物が前記脱着部となり、前記脱着部とした吸脱着構造物が前記再生部となり、前記再生部とした吸脱着構造物が前記吸着部となるように、各吸脱着構造物を循環させることによって冷却能力を維持することを特徴とする冷却方法。
引用特許:
審査官引用 (9件)
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