特許
J-GLOBAL ID:200903046620211937

電子消音システム

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-298192
公開番号(公開出願番号):特開平5-108082
出願日: 1991年10月18日
公開日(公表日): 1993年04月30日
要約:
【要約】【目的】スピーカとマイク間の伝達関数の測定時における計算精度を改善し、より高性能な消音を可能にする。【構成】いわゆるFiltered-x LSMアルゴリズムによってアダプティブディジタルフィルタのフイルタ係数を再帰的に更新していく電子消音システムにおいて、消音動作開始以前にリファレンス信号を生成するディジタルフィルタのフィルタ係数を設定する際に、騒音信号発生回路41と同定用のディジタルフィルタ51との間に、スピーカ13が再生可能な周波数と同様な周波数のみを通過させるディジタルフィルタ81を配設し、これにより精度の高い伝達関数(即ちフィルタ係数)の測定を可能にしている。このようにして測定された伝達関数は、リファレンス信号を生成するディジタルフィルタのフィルタ係数として付与される。
請求項(抜粋):
騒音源からの伝搬音波を検出する騒音情報検知手段と、前記伝搬音波を打ち消すための音波を放射するスピーカと、前記スピーカ及び前記騒音源からの伝搬音波を検出するエラーマイクと、前記騒音情報検知手段の出力信号を取り込み、与えられた第1のフィルタ係数との畳み込み演算によって前記スピーカに与える駆動信号を作成する第1のディジタルフィルタと、前記騒音情報検知手段の出力信号を取り込み、前記スピーカからエラーマイクまでの伝送特性を示す第2のフィルタ係数との畳み込み演算によってリファレンス信号を作成する第2のディジタルフィルタと、前記第2のディジタルフィルタからのリファレンス信号と前記エラーマイクからのエラー信号とに基づいてエラーマイクからの入力信号が最小になるように前記第1のディジタルフィルタに与えるフィルタ係数を更新する演算手段と、消音動作開始以前に騒音信号を発生し、該騒音信号に基づいて前記スピーカを駆動する騒音信号発生手段と、前記騒音信号を取り込み、与えられた第3のフィルタ係数との畳み込み演算を行う第3のディジタルフィルタと、前記騒音信号に基づいて駆動されたスピーカからの騒音を検出する前記エラーマイクからのエラー信号と前記第3のディジタルフィルタの出力信号とが一致するように前記第3のフィルタ係数を同定し、この同定した第3のフィルタ係数を前記第2のディジタルフィルタの第2のフィルタ係数として与える手段と、を有する電子消音システムにおいて、前記騒音信号発生手段と前記第3のディジタルフィルタとの間に、前記スピーカが再生可能な周波数と同様な周波数のみを通過させるフィルタを配設したことを特徴とする電子消音システム。
IPC (3件):
G10K 11/16 ,  E04F 17/04 ,  G10K 11/04
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭63-311396
  • 特開平2-070195
  • 特開平1-314500

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