特許
J-GLOBAL ID:200903046671760315

後輪転舵装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下田 容一郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-189652
公開番号(公開出願番号):特開2003-002226
出願日: 2001年06月22日
公開日(公表日): 2003年01月08日
要約:
【要約】【課題】 従来の後輪転舵装置では、クラッチ手段の切換えの際に、打音が発生することがあった。【解決手段】 図(a)はソレノイド作動前を示す。ソレノイドに通電して想像線で示したアーム58Lを右回転させると、中継レバー60Lが左回転を始める。(b)は途中図を示し、ソレノイドの作用で中継レバー60Lが操作子31Lを縦溝72Lに沿って矢印のごとく下げたことを示す。(c)はソレノイドが作動を完了した状態を示し、中継レバー60Lで押された操作子31Lは、アール部74Lで縦から横へ移動方向が変り、その後、下段横溝73Lを矢印のごとく移動する。【効果】 ソレノイドの余力は操作子をスイングさせつつ横溝を移動させることで吸収するようにした。この結果、操作子はストッパ等に当る心配が無く、打音の発生を防止することできる。
請求項(抜粋):
ケーシングと、このケーシングに回転可能に取付けると共に左右に互いに逆ねじとなる左右の雌ねじ部を備える回転部材と、前記左右の雌ねじ部にねじ結合する雄ねじ部を備え、前記回転部材に取付けると共に回転不能で軸方向移動可能な左右のスライド部材と、中立時にこれらのスライド部材の間に介在させるとともにある回転角度では一対のスライド部材の一方に当接するが他方スライド部材には軸移動が制限されない中間部材と、前記スライド部材に貫通させる様にして中間部材の左右端から延長した左右の延長部材と、これらの延長部材並びに中間部材に貫通させた操舵軸と、左右の延長部材の外側端を挟むと共に左右のスライド部材の所定以上の移動を抑えるために操舵軸に設けた左右の鍔部材と、からなり、電動モータで回す回転部材の作用で左右のスライド部材を離間させつつ左右の鍔部材に当てたときを中立状態とし、次に左右のスライド部材を接近させることで、左のスライド部材で中間部材を右へ押し、これにより右の延長部材が右の鍔部材を押すことで操舵軸を右へ移動する、又は右のスライド部材で中間部材を左へ押し、これにより左の延長部材が左の鍔部材を押すことで操舵軸を左へ移動する如くに、後輪を転舵することができる後輪転舵装置において、前記中間部材をある角度まで回転させるために、中間部材若しくは左右の延長部材に、中間部材の軸方向へスイング可能に操作子を取付け、この操作子をケーシング側に設けた案内溝としてのクランク溝で案内させ、この操作子をソレノイドの出力で移動させるようにし、前記クランク溝には中間部材の軸方向に延ばした横溝及びこの横溝に直交する縦溝を含め、これらの横溝と縦溝との接続部を曲率の小さなアール部で繋ぎ、中立時に縦溝に位置する操作子をソレノイドで移動する際に、この操作子を縦溝、アール部、横溝の順で移動させるようにしたことを特徴とする後輪転舵装置。
Fターム (6件):
3D034CA05 ,  3D034CC09 ,  3D034CC12 ,  3D034CD12 ,  3D034CE03 ,  3D034CE13

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