特許
J-GLOBAL ID:200903046752932293

硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を有する表面被覆超硬合金製切削工具

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和夫 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-152315
公開番号(公開出願番号):特開平11-001764
出願日: 1997年06月10日
公開日(公表日): 1999年01月06日
要約:
【要約】【課題】 硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を有する表面被覆超硬合金製切削工具を提供する。【解決手段】 炭化タングステン基超硬合金基体または炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、アークイオンプレーティング形成の組成式:(Ti1-x Alx)Nおよび同(Ti1-x Alx )C1-y Ny (ただし、原子比で、xは0.3〜0.7、yは0.5〜0.99を示す)を有する(Ti,Al)N層および(Ti,Al)CN層のうちのいずれか、または両方で構成された単層または複層からなる硬質被覆層を1〜10μmの平均層厚で物理蒸着してなる被覆超硬工具にして、前記被覆超硬工具の少なくとも切刃稜線部に、すくい面側深さおよび/または逃げ面側深さで測定して、表面から0.5μmから上記硬質被覆層の平均層厚の50%までの範囲内の深さに亘って酸素イオン照射酸素注入層を形成してなる。
請求項(抜粋):
炭化タングステン基超硬合金基体または炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、アークイオンプレーティング形成の組成式:(Ti1-x Alx )Nおよび同(Ti1-x Alx )C1-y Ny (ただし、原子比で、xは0.3〜0.7、yは0.5〜0.99を示す)を有するTiとAlの複合窒化物およびTiとAlの複合炭窒化物のうちのいずれかで構成された単層または両方で構成された複層からなる硬質被覆層を1〜10μmの平均層厚で物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具にして、上記表面被覆超硬合金製切削工具の少なくともすくい面と逃げ面の交わる切刃稜線部に、すくい面側深さおよび/または逃げ面側深さで測定して、表面から0.5μmから上記硬質被覆層の平均層厚の50%までの範囲内の深さに亘って酸素イオン照射酸素注入層を形成したことを特徴とする硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を有する表面被覆超硬合金製切削工具。
IPC (3件):
C23C 14/06 ,  B23B 27/14 ,  B23P 15/28
FI (3件):
C23C 14/06 H ,  B23B 27/14 A ,  B23P 15/28 A

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