特許
J-GLOBAL ID:200903046763091720
建設機械の油圧回路
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
林 孝吉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-093876
公開番号(公開出願番号):特開平9-279637
出願日: 1996年04月16日
公開日(公表日): 1997年10月28日
要約:
【要約】【課題】 油圧ショベルにて床掘り作業を行う場合に、ブーム上げ操作及び下げ操作に対応して最適なアーム閉じ速度が得られるようにする。【解決手段】 第1の油圧モータ1のパラレル油路5の下流であって、旋回モータ用の方向制御弁9の下流且つアームシリンダ用の方向制御弁11の上流位置にパイロット圧用制御弁22を介装する。このパイロット圧用制御弁22は通常時は絞り位置(ヘ)にあり、ブーム上げパイロット信号受圧部23にパイロット圧が作用したときに開放位置(ホ)に切り替わる。また、パイロット油路24に絞り25を設ける。ブーム上げ操作によりパイロット油路24にブーム上げパイロット信号圧P1 が導出されたとき、絞り25によってパイロット圧用制御弁22の切り替わりが遅れ、パイロット圧用制御弁22が一定時間は絞り位置(ヘ)にあるので、床掘り作業の初期段階ではアーム閉じ速度が低下する。そして、パイロット圧用制御弁22が開放位置(ホ)に切り替わると、アームシリンダ用の方向制御弁11の流量が増加してアーム閉じ速度が徐々に上昇する。
請求項(抜粋):
第1の油圧ポンプ側のセンタバイパス油路にブーム速度切替弁と旋回モータ用の方向制御弁並びにアームシリンダ用の方向制御弁をポンプ下流に向けてタンデム接続するとともに、該センタバイパス油路から平行に分岐されたパラレル油路を介して前記ブーム速度切替弁と旋回モータ用の方向制御弁並びにアームシリンダ用の方向制御弁をパラレル接続し、更に、第2の油圧ポンプ側にブームシリンダ用の方向制御弁をはじめとする他の制御弁を適宜配設し、ブーム上げパイロット信号圧に応じて前記ブーム速度切替弁から第1の油圧ポンプの圧力油を分岐してブームシリンダ用の方向制御弁へ合流させる油路を設けた油圧ショベルの制御回路に於いて、前記第1の油圧ポンプのパラレル油路の下流であって、旋回モータ用の方向制御弁の下流且つアームシリンダ用の方向制御弁の上流位置に、通常時は絞り位置にありブーム上げパイロット信号圧により開放位置に切り替わるパイロット圧用制御弁を介装し、更に、該パイロット圧用制御弁のブーム上げパイロット信号受圧部に至るパイロット油路に絞りを設けたことを特徴とする建設機械の油圧回路。
IPC (3件):
E02F 9/22
, F15B 11/02
, F15B 11/17
FI (3件):
E02F 9/22 L
, F15B 11/02 M
, F15B 11/16 A
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