特許
J-GLOBAL ID:200903046821071440

4サイクル内燃機関

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-320104
公開番号(公開出願番号):特開平5-086821
出願日: 1991年09月26日
公開日(公表日): 1993年04月06日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】4サイクル内燃機関でDOHC機構を有するものの可変バルブタイミング機構に関し、高速回転性能に優れ、かつ従来品よりも、機構信頼性の高い、可変バルブタイミング機構を提供する。【構成】2つの吸排気バルブ15に対し、1つの低速用ロッカーアーム4と1つの偏心した回軸を有する高速用受動体6を配置する。低速用ロッカーアームの先端は2つにわかれ、高速用受動体は、この2つにわかれた先端の間に、橋を渡す形で取り付けられる。この高速用受動体を油圧などの手段で回転させることにより、直上にある高速用カム駒5とのクリアランスを変化させる。この結果、吸排気バルブの開閉タイミングが、低速用と高速用とに2段切りかえされる。
請求項(抜粋):
4サイクル内燃機関の中でも、DOHC機構を有し、1気筒あたり2つの吸気バルブ(1)と2つの排気バルブ(2)とを有するタイプにおいて、(イ)低速カムプロフィールを有するカム駒(3)によって駆動され、かつ直接吸排気バルブ(15)を押す、低速用ロッカーアーム(4)が、2つの吸排気バルブ(15)に対して、1つずつ存在する。すなわち、1つの低速用ロッカーアーム(4)の先端が、2つにわかれて、2つの吸排気バルブ(15)を押す。(ロ)低速用ロッカーアーム(3)の2つにわかれた先端部の間には、高速用受動体(6)が存在する。この高速用受動体(6)は、偏心した回転軸を持ち、その回転軸部分は、低速用ロッカーアーム(4)の2つのわかれた先端部分に、橋を渡す形で取り付けられる。そして、このカムは、任意の方法によって回転し、その直上に存在する高速カムプロフィールを有するカム駒(5)とのクリアランスを、ゼロにしたり、大きくしたりする。(ハ)低速用カム駒(3)と、高速用カム駒(5)とは、同一のカムシャフト(7)上に存在する。また、その配置は、2つの低速用カム駒(3)の間に、1つずつの高速用カム駒(5)が、配置される。そして、これら3つのカム駒で、1つの低速用ロッカーアーム(4)と1つの高速用受動体(6)、そして2つの吸排気バルブ(15)の作動を担当する。(ニ)エンジンが低速回転している時は、高速用カム駒(5)と、高速用受動体(6)とは、常にクリアランスが保たれ、接触しない。したがって、低速用ロッカーアーム(4)は、低速用カム駒(3)とのみ接触し、このカム駒によって駆動される。この結果、吸排気バルブ(15)は、低速カムプロフィールによって作動する。(ホ)エンジンが高速回転している時は、高速用受動体(6)は、任意の方法で所定位置まで回転し、高速用カム駒(5)と、高速用受動体(6)とのクリアランスはゼロになり、相互に接触する。したがって、低速用ロッカーアーム(4)は、高速用受動体(6)を介して、高速用カム駒(5)と接触し、このカム駒によって駆動される。この結果、吸排気バルブ(15)は、高速カムプロフィールによって作動する。以上の構成よりなる4サイクル内燃機関の、バルブ開閉機構。
IPC (2件):
F01L 13/00 301 ,  F01L 1/26

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