特許
J-GLOBAL ID:200903046833011222

制御弁の油密保持装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-202565
公開番号(公開出願番号):特開平5-026206
出願日: 1991年07月16日
公開日(公表日): 1993年02月02日
要約:
【要約】[目的] 従来技術では油圧シリンダの油密を確保する手段が種々勘案されているが、いずれも油圧シリンダとその制御弁とを連通する管路に対して、ロック弁を介設するようにしている。それらのロック弁は形状が複雑かつ大形となり製作費が高く、またそのロック弁の設置スペースが大きいので、都合が悪かった。本発明は、上記の問題点を解決することを目的とする。[構成] 本発明では、油圧シリンダ用制御弁の弁本体内部に、油圧シリンダの負荷側油室に通じるメイン圧油通過油路にのぞむように、ポペットを嵌挿したポペット室を設け、その背後側にプランジャを嵌挿したプランジャ室を設け、そのプランジャがバイパス油路を閉じるように、レバープレートをメインスプール用ばねと弁本体端面との間に介設して構成した。
請求項(抜粋):
建設機械,作業車両などに装備した油圧シリンダの油密を確保するために、その油圧回路内に設けている油密保持装置であって、油圧シリンダ1用制御弁2の弁本体3内部に、油圧シリンダ1の負荷側油室4のメイン圧油通過油路5-6にのぞむようにポペット室7を形成し、そのポペット室7にメイン圧油通過油路5-6を開閉するポペット8を嵌挿し、そのポペット8の背後側にばね29を配設してポペット8がメイン圧油通過油路を閉じる方向に付勢せしめ、またポペット8閉口時に上記負荷側油室4に通じているメイン圧油通過油路6と、ポペット室7とが通じるようにポペット8に油路9を開穿し、ポペット室7と、圧油導入側のメイン圧油通過油路5とが連通するようにバイパス油路11a-11b-12を開穿し、上記プラグ10内部に開穿されているバイパス油路11a-11bにのぞむようにプランジャ室13を形成し、そのプランジャ室13に上記バイパス油路11a-11bを開閉するプランジャ14を嵌挿し、かつそのプランジャ14の背後側先端15を弁本体3端面17より突出せしめ、一方、制御弁2用メインスプール18の外径より大径の通し穴19を中央部に開穿したレバープレート20を形成し、上記通し穴19にメインスプール18を通すとともにそのレバープレート20をメインスプール18用ばね21と弁本体3端面17との相対する端面間に配置し、上記レバープレート20の一方端縁部22を弁本体3端面17に当接して支点0に設定し、またその一方端縁部22と同じ側の面の他方端面部23に上記プランジャ14の背後側先端15に当接せしめて、そのプランジャ14がメインスプール18用ばね21のばね力により上記バイパス油路11a-11bを閉じる方向に付勢せしめたことを特徴とする制御弁の油密保持装置。
IPC (2件):
F15B 11/08 ,  E02F 9/22

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