特許
J-GLOBAL ID:200903046849256284

蒸発燃料処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊東 忠彦 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-293317
公開番号(公開出願番号):特開平5-133290
出願日: 1991年11月08日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】【目的】 本発明は内燃機関の運転中にキャニスタ内の吸着剤に吸着された蒸発燃料を、内燃機関の吸気通路へ放出して燃焼室内で燃焼させる蒸発燃料処理装置に関し、車両停止前のキャニスタの吸着能力を常にある値以上保持することを目的とする。【構成】 キャニスタ30はベーパ出入口近傍、大気導入部近傍及びそれらの中間位置の温度を検出する温度センサ41,42及び43が設けられる。温度センサ43の検出温度T3 が温度センサ42の検出温度T2 より第1の所定値以上大きくなると、VSV61を切換えてキャニスタ30への蒸発燃料の導入を阻止する。温度センサ41の検出温度T1 が温度センサ42の検出温度T2 より第2の所定値以上小さくなると、VSV61を切換えてキャニスタ30への蒸発燃料の導入阻止を解除する。
請求項(抜粋):
燃料タンク内の蒸発燃料をキャニスタ内の吸着剤に吸着させ、該吸着剤に吸着された燃料を、内燃機関の吸気通路の負圧を利用して前記キャニスタに大気を導入し、これにより前記吸着剤に吸着されている燃料を脱離して前記吸気通路へ放出する蒸発燃料処理装置において、前記キャニスタの蒸発燃料の出入口近傍の温度を検出する第1の温度センサと、前記キャニスタの大気導入口近傍の温度を検出する第2の温度センサと、前記キャニスタの前記蒸発燃料の出入口と大気導入口との間の中間位置の温度を検出する第3の温度センサと、前記第3の温度センサの検出温度が前記第2の温度センサの検出温度より第1の所定値以上高いことを検出する第1の温度検出手段と、前記第1の温度センサの検出温度が前記第2の温度センサの検出温度より第2の所定値以上低いことを検出する第2の温度差検出手段と、前記第1の温度差検出手段の検出出力により、前記燃料タンクから前記キャニスタへの蒸発燃料の導入を制限し、前記第2の温度差検出手段の検出出力により該キャニスタへの蒸発燃料の導入制限を解除する切換手段とを有することを特徴とする蒸発燃料処理装置。

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