特許
J-GLOBAL ID:200903046850113527

成形加工性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 椎名 彊 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-301016
公開番号(公開出願番号):特開平9-143645
出願日: 1995年11月20日
公開日(公表日): 1997年06月03日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 成形加工性および塗装焼付硬化性に優れた、自動車ボディ用として好適なアルミニウム合金板を提供する。【解決手段】 Al-Mg-Si合金においてMgとSiの成分関係を限定し、必要に応じてCu,Ti,B,Mn,Cr,FeまたはZnのうち一種以上を含有した合金板に対して、溶体化処理・空冷後の放置時間中の自然時効により形成されるクラスターを再固溶させる復元処理を放置時間に応じた温度範囲で行い、さらに長期間の室温経時変化を抑制するための安定化処理を復元処理後の規定された時間内に適切に行うことによって成形加工性および塗装焼付硬化性に極めて優れたアルミニウム合金板が得られる。【効果】 製造後100日経過しても約120N/mm2 以下の降伏強度に抑えることができ、成形性に優れるとともに、約90N/mm2 以上の塗装焼付硬化量が得られる。
請求項(抜粋):
Mg:0.3〜1.5mass%,Si:0.3〜1.5mass%を必須成分とし、かつMgとSiは4Mg-7Si<1.0(Mg,Siは共にmass%)の関係式を満足する範囲で含有し、残部がAlおよび不可避的不純物からなる合金板を、500°C以上の温度で溶体化処理を行い、その温度より100°C/分以上の冷却速度で100°C以下の温度まで冷却し、その後72時間未満に、(150+(室温放置時間(時間))×1.4)°C以上、(250+(室温放置時間(時間))×2.8)°C、または350°Cのいずれかの低い温度以下において保持なしまたは5分以内の保持時間による復元処理を施してから100°C/分以上の冷却速度で150°C以下の温度まで冷却し、前記復元処理より72時間以内に70〜150°Cの温度範囲で1〜50時間の保持時間による安定化処理を行うことを特徴とする成形加工性および塗装焼付硬化性に優れたアルミニウム合金板の製造方法。
IPC (2件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02
FI (2件):
C22F 1/05 ,  C22C 21/02

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