特許
J-GLOBAL ID:200903046883880574

共役ジエンポリマーの選択的水素化の改良法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 川口 義雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-238428
公開番号(公開出願番号):特開平5-194630
出願日: 1992年09月07日
公開日(公表日): 1993年08月03日
要約:
【要約】【構成】好適な溶媒中、少なくとも1種の共役ジエンを、有機アルカリ金属重合開始剤で重合または共重合してリビングポリマーを製造し、水素を添加して重合を停止し、次いでリチウム炭化水素及びアルコキシリチウム化合物の非-存在下、少なくとも1種のビス(シクロペンタジエニル)チタン化合物の存在下、ポリマーと水素とを接触させることにより、停止したポリマーの共役ジエンユニット中の二重結合を選択的に水素化することを含む、共役ジエンポリマーの水素化の改良法を提供する。【効果】改良点は、水素化工程で促進剤としてアルキルベンゾエートを使用することであり、これにより触媒活性が高められるため、触媒使用量が少なくてよい。メチルベンゾエートは最も好ましい促進剤である。
請求項(抜粋):
(a)好適な溶媒中、少なくとも1種の共役ジエンを有機アルカリ金属重合開始剤で重合または共重合してリビングポリマーを製造し、(b)H2を添加して重合を停止し、次いで(c)式:【化1】[式中、R1及びR2は同一でも異なっていてもよく且つハロゲン基、C1〜C8アルキル及びアルコキシ基、C6〜C8アリールオキシ基、アラルキル、シクロアルキル基、シリル基並びにカルボニル基からなる群から選択される]の少なくとも1種のビス(シクロペンタジエニル)チタン化合物の存在下、リチウム炭化水素及びアルコキシリチウム化合物の非-存在下に、水素とポリマーとを接触させることにより、停止した前記ポリマーの共役ジエンユニット中の二重結合を選択的に水素化することを含み、ポリマーの水素化を促進するために(c)工程で促進剤としてアルキルベンゾエートを使用することを特徴とする、共役ジエンポリマーの水素化方法。

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