特許
J-GLOBAL ID:200903046926987122

薄膜磁気ヘッド

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野▲崎▼ 照夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-239442
公開番号(公開出願番号):特開平10-083519
出願日: 1996年09月10日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】【課題】 薄膜のインダクティブヘッドにおいて、コイル層に記録電流を与えるコイルリード層が上部コア層と同じ比抵抗の高い材質で形成されていたため、コイル層および通電経路のインピーダンスが高くなっていた。また書き込み周波数を高くしたときの渦電流損を低減するために上部コア層を高比抵抗の材料で形成すると、同じ材料で形成されるコイルリード層の電気的抵抗がさらに高くなる。【解決手段】 磁気抵抗効果素子層3に検出電流を与える主電極層5と同じ材料で且つ同じ工程でコイル引出層6が形成され、下部コア層8と同じ材料で且つ同じ工程で導電層9が形成される。コイル層12の巻き中心部12aは、前記導電層9に接続される。コイル引出層6とコイルリード層13が低比抵抗の導電性材料で形成されるため、インピーダンスを低くできる。またコア層8と15を高比抵抗の軟磁性材料で形成できる。
請求項(抜粋):
磁気抵抗効果素子層と、この磁気抵抗効果素子層に検出電流を与える主電極層と、主電極層上に絶縁層を介して形成された下部コア層と、記録媒体との対向部で前記下部コア層と磁気ギャップを介して対向する上部コア層と、両コア層に磁界を誘導するコイル層とが設けられた薄膜磁気ヘッドにおいて、前記主電極層と同じ材料で主電極層と同時に形成されたコイル引出層が設けられ、前記コイル引出層と前記コイル層の巻き中心部とが導通していることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。

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