特許
J-GLOBAL ID:200903046983139588

話者照合装置および話者照合装置における閾値設定方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金田 暢之 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-028962
公開番号(公開出願番号):特開2000-227800
出願日: 1999年02月05日
公開日(公表日): 2000年08月15日
要約:
【要約】【課題】 本人棄却誤り率が安定するような閾値を少ない手間により設定する。【解決手段】 擬似登録パターン作成部140において、入力されたN個の登録用音声データの特徴ベクトルのうちの一部であるM個の特徴ベクトルを用いて擬似登録パターンを作成する。類似度計算部150では、その擬似登録パターンと擬似登録パターン作成に用いていない残りの(N-M)個の登録用音声データの特徴ベクトルとの間の擬似本人類似度を求める。闘値計算部150では、求めたその擬似本人類似度を、照合用音声データと登録パターンとの間の本人類似度と見なすことにより閾値を決定する。照合時の本人類似度を模擬した値である擬似本人類似度から閾値を求めるため、照合時の本人棄却誤り率を安定させることができる。
請求項(抜粋):
予め照合対象者が発声した登録用音声の特徴を登録パターンとして登録しておき、発話者から入力された照合用音声データと前記登録パターンとを比較することにより該発話者が照合対象者本人であるか詐称者であるかを判定するための話者照合装置であって、入力されたN個の登録用音声データをそれぞれ特徴ベクトルに変換する第1の分析部と、前記第1の分析部で分析されたN個の特徴ベクトルを記憶する特徴ベクトル記憶部と、照合対象者の特徴を含まない一般的な音声パターンである初期標準パターンをサブワード単位で記憶している初期標準パターン記憶部と、前記特徴ベクトル記憶部に記憶されたN個の登録用音声データの特徴ベクトルのうちのM個の特徴ベクトルと、前記初期標準パターン記憶部に記憶された初期標準パターンとから擬似登録パターンを作成する擬似登録パターン作成部と、前記特徴ベクトル記憶部に記憶されたN個の登録用音声データのうちの前記擬似登録パターン作成に用いられなかった(N-M)個の登録用音声データの特徴ベクトルと前記擬似登録パターンとの間の疑似本人類似度を計算する類似度計算部と、前記擬似登録パターン作成に用いられたM個の特徴ベクトルと疑似本人類似度計算に用いられた(N-M)個の特徴ベクトルの組み合わせを変化させながら擬似登録パターン作成と擬似本人類似度計算をP回繰り返し行い、その結果計算されたP個の疑似本人類似度から話者照合の際の判定基準となる閾値を計算する閾値計算部と、前記閾値計算部で計算された閾値を記憶する閾値記憶部と、前記特徴ベクトル記憶部に記憶されたN個の登録用音声データの特徴ベクトルと、前記初期標準パターン記憶部に記憶された初期標準パターンとから前記登録パターンを作成する登録パターン作成部と、前記登録パターン作成部において作成された登録パターンを記憶する登録パターン記憶部と、入力された照合用音声データを特徴ベクトルに変換する第2の分析部と、前記第2の分析部で分析された特徴ベクトルと前記登録パターン記憶部に記憶された照合対象者本人の登録パターンとの間の本人類似度を計算する本人類似度計算部と、前記本人類似度計算部で計算された本人類似度が前記閾値記憶部に記憶された閾値より大きい場合には前記発話者は照合対象者本人であると判定し、前記本人類似度が前記闘値以下の場合には前記発話者は詐称者であると判定する本人判定部とを有する話者照合装置。
IPC (3件):
G10L 17/00 ,  G10L 15/06 ,  G10L 15/14
FI (4件):
G10L 3/00 545 A ,  G10L 3/00 521 P ,  G10L 3/00 521 F ,  G10L 3/00 535 B
Fターム (3件):
5D015AA03 ,  5D015GG04 ,  5D015HH23

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