特許
J-GLOBAL ID:200903046990970381

車両用暖房装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-053195
公開番号(公開出願番号):特開平10-035263
出願日: 1997年03月07日
公開日(公表日): 1998年02月10日
要約:
【要約】【課題】 車室内の暖房能力が不足することを補う。【解決手段】 車両用温水式暖房装置を構成する冷却水回路4に、ウォータポンプ5と、フロントヒータ23にエンジンEの冷却水を循環させるフロントヒータ回路6と、リヤヒータ33にエンジンEの冷却水を循環させるリヤヒータ回路7と、エンジンEのウォータジャケット11の冷却水出口付近に連結され、冷却水回路4内を循環する冷却水を加熱するビスカスヒータ8とを連結した。これにより、エンジンEの発熱量が少なくて冷却水を充分に温めることができないディーゼルエンジン車の車室内の前席側空調ゾーンおよび後席側空調ゾーンを暖房する場合でも、冷却水回路4内を循環する冷却水温を所定冷却水温まで上昇させることができ、車室内の前席側空調ゾーンおよび後席側空調ゾーンの暖房能力の不足を補うことができる。
請求項(抜粋):
(a)エンジンから冷却水を流出させる出口流路と、(b)前記エンジンに冷却水を戻す入口流路と、(c)前記出口流路から流入した冷却水を、第1加熱用熱交換器に流し、前記入口流路に戻す第1循環回路と、(d)この第1循環回路に並列接続され、前記出口流路から流入した冷却水を、第2加熱用熱交換器に流し、前記入口流路に戻す第2循環回路と、(e)前記出口流路または前記入口流路に設置され、回転動力が加わると回転するロータ、およびこのロータに回転動力が加わると剪断力が作用されて熱を発生する粘性流体を内部に収納した発熱室を有し、この発熱室内の粘性流体の発生熱により冷却水を加熱する剪断発熱器とを備えた車両用暖房装置。

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