特許
J-GLOBAL ID:200903047040916425
内燃機関の筒内ガス状態取得装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
大庭 咲夫
, 加藤 慎治
, 樋口 俊一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-276078
公開番号(公開出願番号):特開2004-108348
出願日: 2002年09月20日
公開日(公表日): 2004年04月08日
要約:
【課題】筒内相対圧力センサの出力に基いて、シリンダ内のガスの状態を精度良く取得し得る内燃機関の筒内ガス状態取得装置を提供すること。【解決手段】この筒内ガス状態取得装置は、筒内相対圧力センサから得られる圧縮行程中のN個の筒内相対圧力検出値Pmeas(H) (H=1,・・・,N)に対し、圧縮行程開始時点での筒内ガス状態を仮設定することで得られる同時点での仮の筒内絶対圧力値P0から筒内相対圧力検出値Pmeas(1)を減算して得られる仮の圧力補正値ΔPを加算して、N個の仮の筒内絶対圧力設定値Pc(H)を設定する。一方、前記仮設定された前記時点での筒内ガス状態を初期条件としてエネルギー保存則に基くシリンダモデルによりN個の仮の筒内絶対圧力計算値Pcm(H)を計算する。そして、N個の仮の筒内絶対圧力設定値Pc(H)とN個の仮の筒内絶対圧力計算値Pcm(H)の偏差が最小となるように仮設定した前記時点での筒内ガス状態を同定する。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
シリンダ内の圧力を所定の基準圧力からの相対圧力である筒内相対圧力検出値として検出する筒内相対圧力センサを備え、前記筒内相対圧力検出値に基いて前記シリンダ内に吸入されているガスの状態を取得する内燃機関の筒内ガス状態取得装置であって、
圧縮行程時に前記シリンダ内に吸入されている筒内吸入ガス量、同圧縮行程の所定の時点における同シリンダ内の筒内ガス温度、及び同所定の時点における同シリンダ内の筒内絶対圧力のうちの2つの値を仮設定することで同所定の時点における同シリンダ内に吸入されているガスの状態を仮設定する仮設定手段と、
前記仮設定された前記所定の時点におけるシリンダ内に吸入されているガスの状態から得られる同所定の時点におけるシリンダ内の仮の筒内絶対圧力の値と前記所定の時点における筒内相対圧力検出値との比較により仮の圧力補正値を算出し、前記所定の時点を含む前記圧縮行程の所定の区間内における複数の筒内相対圧力検出値と前記仮の圧力補正値とから同所定の区間内における同シリンダ内の複数の仮の筒内絶対圧力設定値を順次設定する第1計算手段と、
前記仮設定手段により仮設定された前記所定の時点におけるシリンダ内のガスの状態を初期条件として、エネルギー保存則に基いて求められた同シリンダについてのモデルを使用して前記所定の区間内におけるシリンダ内の複数の仮の筒内絶対圧力計算値を順次計算する第2計算手段と、
前記所定の区間内における前記複数の仮の筒内絶対圧力設定値と前記複数の仮の筒内絶対圧力計算値との偏差の程度を示す偏差指標値を計算する偏差指標値計算手段と、
前記偏差指標値が示す前記偏差の程度が小さくなるように前記仮設定する2つの値を逐次補正して、前記仮設定手段、前記第1計算手段、前記第2計算手段、及び前記偏差指標値計算手段が行う一連の各処理を、同偏差の程度が略最小になるまで繰返し実行させるとともに、同偏差の程度が略最小になった時点で前記仮設定されている前記2つの値をそれぞれ真の値として設定し、前記所定の時点におけるシリンダ内に吸入されているガスの真の状態を取得する筒内ガス状態取得手段と、
を備えた内燃機関の筒内ガス状態取得装置。
IPC (3件):
F02D45/00
, F02D35/00
, F02D41/18
FI (3件):
F02D45/00 368S
, F02D35/00 368Z
, F02D41/18 D
Fターム (9件):
3G084BA04
, 3G084DA04
, 3G084DA25
, 3G084EA11
, 3G301JA20
, 3G301LC10
, 3G301NB20
, 3G301PA01Z
, 3G301PC01Z
前のページに戻る