特許
J-GLOBAL ID:200903047061200675

加工性に優れた低降伏比薄肉ウェブH形鋼の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本多 小平 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-118691
公開番号(公開出願番号):特開平5-345915
出願日: 1991年05月23日
公開日(公表日): 1993年12月27日
要約:
【要約】【目的】 薄肉ウェブH形鋼のウェブ波の防止と同時にフランジ表面の硬度上昇ならびに降伏強度の異常上昇を抑制し、ドリル穿孔等の加工性に優れた低降伏比薄肉ウェブH形鋼の製造方法を提供する。【構成】 仕上げ圧延直後のフランジ冷却によって薄肉ウェブH形鋼を製造する方法において、H形鋼の成分と炭素当量を特定し、中間圧延段階でフランジ外側面の温度を700°C以下まで水冷する工程と、水冷を停止し700°C以上に復熱させる工程とを繰り返しながら圧延を行った後、750°C以上で仕上げ圧延およびフランジ冷却を行う。
請求項(抜粋):
熱間仕上げ圧延直後のH形鋼のフランジを強制冷却する際に、強制冷却中にウェブ波が発生しない水冷直後のフランジとウェブの温度差の下限と、強制冷却後常温に至るまでのウェブの熱応力がウェブの座屈応力以下となる水冷直後のフランジとウェブの温度差の上限とをH形鋼のサイズおよび冷却水量密度毎に予め求めておき、前記温度差の上・下限内でフランジを強制冷却する薄肉ウェブH形鋼の製造方法において、重量%でC :0.04〜0.20%Si:0.01〜0.50%Mn:0.3〜1.80%Ti:0.02% 以下Al:0.060%以下Mb:0.02% 以下とし、かつ炭素当量Ceq.(=C+Si/24+Mn/6+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14)(%)が0.40%以下であり、残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼を熱間圧延に供し、前記仕上げ圧延前の中間圧延段階でフランジ外側面を強制冷却し、フランジ外側面の表層部温度を一回以上700°C以下まで冷却する水冷工程と、冷却を停止しフランジ外側面の表層部温度を700°C超まで復熱させる復熱工程とを繰り返しながら圧延を行い、前記仕上げ圧延終了温度の下限を750°C以上にし、仕上げ圧延直後のフランジ強制冷却を行うことを特徴とする、加工性に優れた低降伏比薄肉ウェブ形鋼の製造方法。
IPC (4件):
C21D 8/00 ,  B21B 1/08 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/14

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