特許
J-GLOBAL ID:200903047065453233

迅速大腸菌検出系

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浅村 皓 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-519851
公開番号(公開出願番号):特表平8-509601
出願日: 1994年03月11日
公開日(公表日): 1996年10月15日
要約:
【要約】糞便大腸菌群細胞が試料中に存在するかどうかを決定する迅速な存在-不在法。原試料の一部を濾過して、微孔性フィルター上に保持し、これを蛍光原物質を含む作動媒質を有するインキュベーション容器に入れる。試料を、約2分〜6時間の所定時間インキュベーションする。pHをアルカリ性の水準に調整した後、容器に、光線を照射し、放出される蛍光を測定する。測定値をバックグラウンド蛍光に対して調整し、無関係な蛍光源に対して補正する。補正した蛍光値が最も画定的な所定の基準である正であるときには、糞便大腸菌群細胞が原試料に存在する(すなわち、100ml当たり少なくとも1個の糞便大腸菌群細胞)と、結論される。
請求項(抜粋):
原液体または液化した試料が、100ml当たり少なくとも1個の糞便大腸菌群細胞を含むことを結論するための迅速存在-不在法において、 (a)原試料の第一の部分を第一のフィルター上で、原試料の第二の部分を第二のフィルター上で濾過して、生きている糞便大腸菌群細胞を濃縮し、 (b)蛍光原基質を有する作動媒質を提供して、蛍光生成物を生成させ、 (c)第一の試料容器と第二の試料容器を提供して、それぞれの容器が所定量の作動媒質をその中に含み、 (d)第一のフィルターを第一の試料容器に含まれる作動媒質中に入れ、第二のフィルターを第二の試料容器に含まれる作動媒質中に入れ、 (e)伝熱媒質を有するインキュベーション手段であって、媒質がその中に配置されたそれぞれの容器と緊密な物理的接触を保持するものを提供し、 (f)第一の試料容器を第一の時間、第二の試料容器を第二の時間インキュベーションし、第一の時間は約1〜5時間の範囲内であり、第二の時間は約2〜6時間の範囲内であり、但し、第三の時間は第一の時間より少なくとも約1時間長く、 (g)第一の試料容器の内容物のpHを、第一の時間の後にアルカリ性pHに調整し、 (h)pHを調整した後、第一の試料容器及び第一のコントロール容器に、所定の励起波長の光線を照射し、 (i)第二の時間の後、第二の試料容器の内容物のpHをアルカリ性pHに調整し、 (j)pHを調整した後、第二の試料容器に所定の励起波長の光線を照射し、 (k)それぞれの照射段階の後、第一の試料容器からの第一の試料蛍光値及び第二の試料容器からの第二の試料蛍光値を測定し、 (l)補正因子を得て、 (m)第一の試料蛍光値を調整して、調整した第一の試料蛍光値を得て、 (n)第二の試料蛍光値を調整して、調整した第二の試料蛍光値を得て、 (o)補正因子を用いて、調整した第一の試料蛍光値を補正して、補正した第一の試料蛍光値を得て、 (p)補正因子を用いて、調整した第二の試料蛍光値を補正して、補正した第二の試料蛍光値を得て、 (q)補正した第一の試料蛍光値が正であり、補正した第二の試料蛍光値が正であり且つ補正した第一の試料蛍光値を上回るときには、原試料は100ml当たり少なくとも1個の糞便大腸菌群細胞を含むと結論する、ことを特徴とする、方法。
IPC (2件):
C12Q 1/04 ,  C12Q 1/06
FI (2件):
C12Q 1/04 ,  C12Q 1/06
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭57-144995
  • 特開平2-027261

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