特許
J-GLOBAL ID:200903047130211390

蒸気タービンシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鵜沼 辰之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-209878
公開番号(公開出願番号):特開平8-074075
出願日: 1994年09月02日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 腐食形態に適した腐食防止用の薬品を適正量だけ注入することにより、タービン構造材の腐食損傷を未然に且つ効果的に防止する。【構成】 低圧タービン4から排出される凝縮水を一時貯蔵する凝縮水貯蔵部17を設ける。凝縮水貯蔵部17の凝縮水中には、低圧タービン4の構造材と同一成分の材料で構成された試料電極と、電位の基準となる参照電極とが浸漬されている。そして薬品注入制御装置19が、前記参照電極と試料電極間の電位差を測定し、その測定電位差が低圧タービン4の構造材について予め定めておいた電位範囲内となるよう、注入薬品の種類と注入量を算出する。その算出結果は薬品注入装置16に送られ、薬品注入装置16では前記算出結果に基づき、低圧タービン4の入口側蒸気配管に最適な薬品を適正量だけ注入する。
請求項(抜粋):
給水を加熱して蒸気を発生するボイラと、該ボイラで発生した蒸気により駆動される蒸気タービンと、該蒸気タービン駆動後の蒸気を凝縮させて凝縮水とする復水器と、前記凝縮水を前記ボイラに戻すポンプと、を備えた蒸気タービンシステムにおいて、前記蒸気タービンまたは前記復水器から排出される凝縮水の中に、前記蒸気タービン構造材と同一成分の材料で構成された少なくとの1つの試料電極と、電位の基準となる参照電極とが浸漬され、前記参照電極と試料電極間の電位差を測定する電位差測定手段と、前記蒸気タービンへの入口側蒸気配管内又は前記蒸気タービン内に、蒸気タービン構造材の腐食を防止するための薬品を注入する薬品注入手段と、前記電位差測定手段で測定した電位差測定結果を取り込むとともに、その電位差測定結果が蒸気タービン構造材について予め定めておいた電位範囲内となるよう、前記薬品注入手段から注入される薬品の種類を選択し且つ薬品の量を制御する薬品注入制御手段と、を備えたことを特徴とする蒸気タービンシステム。
IPC (2件):
C23F 11/08 ,  F01D 25/00

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