特許
J-GLOBAL ID:200903047142828393

注射器組立体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 内田 明 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-151127
公開番号(公開出願番号):特開平8-010327
出願日: 1994年07月01日
公開日(公表日): 1996年01月16日
要約:
【要約】【目的】 薬液を保存できる注射筒、針部、注射筒の密封栓兼滑栓、針部、及び押棒を有する注射器組立体の改良。【構成】 注射筒先端側に穿刺針形状に合致するルアーテーパー状薬液通路を有する針取り付け用ルアーテーパー部を有し、薬液投与時に筒内摺動可能な上記密封栓を兼ねる滑栓を押棒で最前の位置に押し込むとき、該滑栓の先端頭部形状は注射筒先端内壁面形状と相似であり、薬液通路内に針刺された穿刺針はその先端が滑栓先端頭面中央に設けられた窪内に入りこんで、穿刺針、滑栓、注射筒内壁の間の空隙を最小になるよう構成されたことを特徴とする。また支持器具を介して穿刺針とは反対側に取り付けられた投与針のキャップは押棒を兼ねる。【効果】 容器としての保存性(密封性)、衛生性を確保し且つ緊急使用時の操作性を向上し、投与後に注射器内に残留する薬液は実質的に針内に残留するもののみにできる。薬自体を経済効率よく投与できるに加え、正確な投与量で迅速に投与できる。またコンパクトな注射器組立体である。
請求項(抜粋):
注射筒、針部、薬液保存時は注射筒の後端部を閉塞し注射筒内を摺動可能である滑栓及び該滑栓用の押棒とを有してなる注射器組立体において、(a) 上記針部は支持基部の中央を貫通する液通路を有し一方の側には穿刺針として突出し、反対側には投与針を接続し、さらに該投与針はキャップで覆われており、(b) 上記注射筒はその先端に細長く突出し内部が上記穿刺針形状に合致したルアーテーパー形状の薬液通路であるルアーテーパー部を有し、且つ該薬液通路先端は針刺し部分の厚さを薄くされた栓で密閉されており、(c) 上記滑栓はその先端が上記穿刺針先端に対応した窪部を有し、(d) 薬液保存時にはルアーテーパー部に係合した上部円筒体と、針部の支持基部の外周において穿刺針側に管状に突出して設けられた管状保持部に係合した下部円筒体とを嵌合することにより上記薬液通路を有するルアーテーパー部と穿刺針部分を該上下円筒体内部に固定、収納し、(e) 薬液投与時に上記穿刺針は栓の針刺し部分を貫通して薬液通路内に収納され、一方上記滑栓の後部に押棒を取り付けて該滑栓を注射筒内に押し込むとき該穿刺針先端は該滑栓の先端窪部内に収納されることにより、(f) 投与後に注射筒内に残留する薬液量を最小限の量としたことを特徴とする注射器組立体。
IPC (2件):
A61M 5/31 ,  C08L 23/00
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平1-110370

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