特許
J-GLOBAL ID:200903047163201960

機械式過給機付エンジンの動弁装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 進藤 純一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-078768
公開番号(公開出願番号):特開平6-264782
出願日: 1993年03月11日
公開日(公表日): 1994年09月20日
要約:
【要約】【目的】 吸気遅閉じの機械式過給機付エンジンに最適な動弁装置を得る。【構成】 吸気遅閉じとした機械式過給機付エンジンにおいて、DOHC式動弁装置の吸気側タペットを機械式タペット13とし、排気側タペットをHLA機構を備えた油圧式タペット14とする。バルブタイミングは過給域で吸気遅閉じを実行するよう可変とする。また、始動域を含む全運転領域で吸気遅閉じを行うよう固定バルブタイミングとしてもよい。【効果】 ポンピングロスの低減と有効膨張比増大等による耐ノック性の向上を達成しつつ、吸気側スプリング荷重の増大を抑えて駆動抵抗を減らし、排気側の衝撃荷重を抑えて衝撃による音や摩耗を防止するようにできる。また、駆動抵抗の増大を抑えるだけでなく冷間時に吸気遅閉じが過大になるのを防止して、始動時を含め全運転領域で吸気遅閉じを可能とすることができる。
請求項(抜粋):
エンジンにより機械的に駆動される機械式過給機を備えるとともに、排気弁開弁期間に対し吸気弁開弁期間が大きく、吸気弁閉時期が下死点後の所定時期で、吸気弁が閉じた後上死点に達するまでの圧縮仕事による有効圧縮比よりも上死点から排気弁が開くまでの膨張仕事による有効膨張比の方が大きくなる吸気遅閉じ設定のバルブタイミングを有する機械式過給機付エンジンにおいて、吸気弁用カム軸と排気弁用カム軸を共にシリンダヘッド上部に配置し、これらカム軸によりそれぞれのタペットを介して吸気弁および排気弁を開閉作動させるよう動弁系を構成するとともに、吸気側タペットを機械式のバルブクリアランス調整部を備えた機械式タペットとし、排気側タペットを油圧によるバルブクリアランス自動調整機構を備えた油圧式タペットとしたことを特徴とする機械式過給機付エンジンの動弁装置。
IPC (6件):
F02D 23/00 ,  F01L 1/12 ,  F01L 1/14 ,  F01L 1/24 ,  F02B 29/08 ,  F02D 13/02

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