特許
J-GLOBAL ID:200903047201100730

超音波診断装置の遅延回路

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-142851
公開番号(公開出願番号):特開平5-329154
出願日: 1992年06月03日
公開日(公表日): 1993年12月14日
要約:
【要約】【目的】 インダクタと可変容量ダイオードとを梯子状に接続してなる可変遅延線の遅延時間を可変する際に伴って生ずる特性インピーダンスの変化に対し、終端を適切に行うとともに、終端回路のインピーダンスを可変することによる受信信号の出力電圧の変化をなくす。【構成】 可変遅延線42の一方端には可変抵抗回路44が設けられて、バイアス電流を変化させることによってその入力インピーダンスを変化させ、可変遅延線42の特性インピーダンスと前記入力インピーダンスの整合を図ることができる。可変遅延線42のもう一端には、終端出力回路46が設けられている。終端出力回路46は、可変抵抗回路44と同様にインピーダンスの整合を図る機能と、受信信号の電流値を祖の電流値に比例した電圧値に変換させる機能とを有する。したがって、終端出力回路46の入力インピーダンスの大きさによらずに受信信号の電流値が電圧値に変換される。
請求項(抜粋):
インダクタと可変容量ダイオードとを含み、容量制御信号によって前記可変容量ダイオードの容量を変え、それにより遅延時間を変更可能とする可変遅延線と、前記可変遅延線の一方端に設けられた終端回路であって、インピーダンス制御信号によってその入力インピーダンスが変化する可変抵抗回路と、前記可変遅延線の他方端に設けられた終端回路であって、前記インピーダンス制御信号によってその入力インピーダンスが変化し、かつ前記可変遅延線から出力される受信信号電流に対してその電流値に比例した電流/電圧変換を行う終端出力回路と、前記容量制御信号及び前記インピーダンス制御信号を出力する回路であって、超音波のフォーカス点の移動に応じて前記可変遅延線の遅延時間を制御すると共に、その遅延時間に応じて変化する前記可変遅延線の特性インピーダンスに、前記可変抵抗回路及び前記終端出力回路の入力インピーダンスを整合させる制御を行う遅延制御回路と、を含み、前記終端出力回路でその入力インピーダンスの変化に影響されずに前記遅延信号の電流値が電圧値に変換されることを特徴とする超音波診断装置の遅延回路。
IPC (2件):
A61B 8/00 ,  G01N 29/22 501

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