特許
J-GLOBAL ID:200903047289032020

レーダ信号処理装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-012045
公開番号(公開出願番号):特開平5-203726
出願日: 1992年01月27日
公開日(公表日): 1993年08月10日
要約:
【要約】【目的】 レーダ装置において、クラッタ等の不要信号を抑圧し、目標信号を検出するレーダ信号処理装置を得る。【構成】 従来のレーダ信号処理装置に加えて、固定係数設定回路11の代わりにスレッショルド係数自動設定回路7を設け、また、分布計算回路5、ソーティング回路6、最適MAX値置換回路8、最適MIN値置換回路9を付加することにより、目標付近における距離方向の移動平均値が極端に大きくなるのを防ぐことができ、最適なスレッショルドレベル信号を設定することができる。【効果】 近接多目標環境下においても誤警報の増加を防ぎ、正確な検出情報を得ることができる。
請求項(抜粋):
レーダのデータ処理を行う回路において、レーダの反射波を受信してビデオ信号に変換する受信機と、前記受信機より出力されたビデオ信号をサンプリングし、ディジタルビデオ信号に変換するA/D変換回路と、前記AD変換回路の出力を入力とし、ディジタルフィルタあるいは高速フーリエ変換器で構成され、フィルタバンクを形成し、クラッタを抑圧するためのパルスドップラフィルタと、前記パルスドップラフィルタの出力を入力とし、受信信号の信号対雑音比を改善するためのビデオ積分回路と、前記ビデオ積分回路の出力を入力とし、クラッタの分布関数を把握するための分布計算回路と、前記ビデオ積分回路の出力を入力とし、入力データを振幅の大きい順に並び変えるためのソーティング回路と、前記分布計算回路の出力を入力とし、クラッタの分布関数に応じて最適なスレッショルド係数を自動的に設定するためのスレッショルド係数自動設定回路と、前記分布計算回路の出力および前記ソーティング回路の出力を入力とし、ソーティング回路により並べ変えられた振幅データにおいて、大きいほうからN番目までの値を取り除き、N+1番目の値にNを乗算したものに置換するための最適MAX値置換回路と、前記分布計算回路の出力および前記ソーティング回路の出力を入力とし、ソーティング回路により並べ変えられた振幅データにおいて、小さいほうからM番目までの値を取り除き、M+1番目の値にMを乗算したものに置換するための最適MIN値置換回路と、前記ビデオ積分回路の出力および前記スレッショルド係数自動設定回路の出力および前記最適MAX値置換回路の出力および前記の最適MIN値置換回路の出力を入力とし、距離方向の移動平均値とスレッショルド係数と最適MAX値と最適MIN値を基にしたスレッショルド値を比較し、スレッショルドレベル値を越えた信号を目標とみなして検出するための定誤警報確率回路とを備えたことを特徴とするレーダ信号処理装置。

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