CT及びMRI画像の人工影像を最小限に抑制する方法並びにPDT探針

発明者： ,
出願人/特許権者：
代理人 (1件)：吉武賢次 (外5名)
公報種別：公表公報
出願番号（国際出願番号）：特願平10-543981
公開番号（公開出願番号）：特表2001-527439
出願日： 1998年04月06日
公開日（公表日）： 2001年12月25日
要約：

【要約】移植可能な探針(100)は、非金属絶縁基板(126)と、基板(126)により支持された非金属導電性トレース(104,106)と、基板(126)により支持され導電性トレース(104,106)に接続された複数の非金属光源とを備えている。導電性トレース(104,106)及び光源は、導電性ポリマーから製造される。導電性ポリマーは、基板(126)と一対の導電性トレース(104,106)と光源とを密封する透明な閉鎖容器(102)を移植可能な探針(100)が備えている場合には人工影像を発生させることはない。閉鎖容器(102)の少なくとも一部は光が透過し、光源が発する光が近接する処置部位を照射することを可能とする。導電性トレース(104,106)及び基板(126)は十分に柔軟であり、探針(100)が体内で処置部位に移動することを可能とする。患者の体内に移植された非金属受信器コイル(200)は、外部送信器コイル(220)に誘導的に結合することにより励起される。受信器コイル(200)からの電流は、非金属リード線(112,114)を介して移植可能な探針(100)に伝達される。

請求項（抜粋）：

独占権が請求されている発明は以下のように画定される。 1. 患者の体の内部の処置部位に治療を施す際に使用され、前記内部の処置部位の状態を評価するために生成された画像における人工影像を最小限に抑制する移植可能な探針であって、 (a)非金属絶縁基板と、 (b)前記基板により支持され、電源に接続されて前記電源により供給された電流を伝達する複数の非金属導電性トレースと、 (c)前記基板により支持され前記導電性トレースに接続された非金属電子部品と、を含み、前記非金属電子部品は前記複数の非金属導電性トレースにより伝達された電流により励起されて治療を施し、従って、前記画像中の前記処置部位を不明瞭にすることになる人工影像を発生させることなく、前記処置部位が撮像されるときに前記処置部位に配置したままにしておけることを特徴とする移植可能な探針。 2. 前記導電性トレースは、導電性ポリマーを含むことを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 3. 前記非金属電子部品は、発光ダイオードを含むことを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 4. 前記非金属電子部品は、発光ポリマーを含むことを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 5. 前記非金属電子部品は、有機薄膜発光装置を含むことを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 6. 前記基板、前記導電性トレース対及び前記非金属電子部品を気密に密封するための生体適合性材料を含む外囲器をさらに含むことを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 7. 前記基板及び前記導電性トレースは十分に柔軟性を有することを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 8. 前記非金属基板は、十分に光を反射することを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 9. 複数の非金属電子部品をさらに含み、前記複数の非金属電子部品は、前記非金属基板の両面に配置されていることを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 10. 前記移植可能な探針は、円筒、球、矩形シート、円盤及び直方体のいずれかにほぼ該当する形状を有することを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 11. 前記電源は、前記患者の体の内部に移植可能であって非金属導電性リード線を介して前記非金属導電性トレースに接続された非金属受信器コイルを含み、前記非金属受信器コイルは、外部電源からの時間可変電流により励起された外部送信器コイルに誘導結合するようにされ、前記非金属受信器コイルに誘導された電流は、前記非金属電子部品を励起することを特徴とする請求の範囲1に記載の移植な可能探針。 12. 患者の体の内部の処置部位に治療を施し、その間、前記処置部位で形成された画像に、前記治療を施すのに使用された装置による人工影像の発生を回避する方法であって、 (a)電流を伝達する複数の非金属導体、及び、前記非金属導体に接続され前記治療を施すように電流により励起される非金属電気部品を含む非金属部品を備えた移植可能な探針を準備する過程と、 (b)前記処置部位に前記移植可能な探針を配置する過程と、 (e)前記非金属電気部品を励起して前記内部処置部位に治療を施す過程と、 (d)前記移植可能な探針が前記処置部位に近接して配置され、前記移植可能な探針の前記非金属部品を使用している一方で前記処置部位を撮像し、前記処置部位で生成された画像中の人工影像をほぼ排除する過程と、を含むことを特徴とする治療方法。 13. 前記複数の非金属導体は、導電性ポリマーを含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 14. 前記非金属電気部品は、前記移植可能な探針内の配列に配置された複数の発光装置を含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 15. 前記非金属電気部品は、発光ポリマーを含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 16. 前記非金属電気部品は、有機薄膜発光装置を含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 17. 前記非金属導電性トレース及び前記非金属製電気部品を気密に密封された生体適合性外囲器内に密封する過程をさらに含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 18. 前記生成された画像に基づいて前記処置部位の状態を評価し、前記評価の作用として、前記非金属電気部品を選択的に励起して前記処置部位に追加治療を施す過程をさらに含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 19. 前記撮像過程は、コンピュータ断層撮影装置及び磁気共鳴影像装置のいずれかを使用して前記処置部位の画像を生成する過程を含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 20. 前記非金属導体は、十分に柔軟であることを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 21. 前記非金属基板は、十分に光を反射することを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 22. 前記非金属基板の両面に配置された複数の非金属電子装置を備える過程をさらに含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 23. 前記移植可能な探針は、円筒、球、矩形シート、円盤及び直方体のいずれかにほぼ該当する形状を有することを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 24.(a)前記患者の体の内部に非金属の受信器コイルを移植する過程と、 (b)前記非金属導体に接続された非金属導電性リード線を介して前記非金属電気部品に前記非金属受信器コイルを接続する過程と、 (c)外部電源に連結された外部送信器コイルにより前記非金属受信器コイルに流れる電流を誘導し、前記非金属電気部品を励起させる過程と、をさらに含むことを特徴とする請求の範囲12に記載の治療方法。 25. 患者の体の内部の処置部位に光による治療を施す際に使用され、前記光による治療に応じて前記処置部位の状態を評価するために生成された画像における人工影像を最小限に抑制する移植可能な探針であって、 (a)非金属絶縁基板と、 (b)前記基板により支持され、電源に接続されて前記電源により供給された電流を伝達する一対の非金属導電性トレースと、 (c)前記基板により支持され前記導電性トレースに接続された非金属光源と、を含み、前記非金属光源は前記非金属導電性トレースにより伝達された電流により励起されて、前記光による治療に利用される光を生成し、従って、前記処置部位で生成された画像中の前記処置部位を不明瞭にすることになる人工影像を発生させることなく、前記処置部位が撮像されるときに前記移植可能な探針を前記処置部位に配置したままにしておけることを特徴とする移植可能な探針。 26. 患者の体の内部の処置部位で形成された画像中に人工撮像を発生させることなく前記処置部位に光による治療を施し、その間、前記光による治療を施すために使用される装置は前記処置部位にある方法であって、 (a)電流を伝達する複数の非金属導体、及び、前記非金属導体により伝達される電流により励起される非金属光源を含む非金属部品を備えた移植可能な探針を準備する過程と、 (b)前記処置部位に前記移植可能な探針を配置する過程と、 (c)前記処置部位の組織により優先的に吸収され、前記光源により生成される光のほぼ周波帯内にある吸収周波帯を有する光反応剤を前記処置部位に加える過程と、 (d)ある時間間隔だけ前記処置部位を照射するために前記電流により前記光源を励起する過程と、 (e)前記移植可能な探針が前記処置部位に近接して配置されたままになっている間に前記処置部位を撮像し、前記移植可能な探針への前記非金属部品の使用により、前記処置部位で生成された画像に発生する人工影像を最小に抑制する過程と、を含むことを特徴とする治療方法。

IPC (6件)：

A61B 18/20 , A61B 5/055 , A61B 17/34 , A61B 19/00 501 , A61B 19/00 502 , A61N 5/06

FI (6件)：

A61B 17/34 , A61B 19/00 501 , A61B 19/00 502 , A61N 5/06 Z , A61B 17/36 350 , A61B 5/05 390

引用特許：

審査官引用 (7件)

光免疫療法による癌治療装置
公報種別：公開公報出願番号：特願平6-124802 出願人：株式会社日本感光色素研究所
医療装置
公報種別：公開公報出願番号：特願平5-283433 出願人：松下電器産業株式会社
医療用診断装置
公報種別：公開公報出願番号：特願平6-268952 出願人：オリンパス光学工業株式会社

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